【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、資源価格の高止まりや歴史的なインフレが進行するなか、景気は緩やかに回復したものの、各国の中央銀行による金利の引き上げによりインフレ進行の抑制が進められ、また米国や欧州では金融システム不安が発生するなど景気後退の懸念が高まり、依然として先行きが不透明な経済情勢が続きました。
当社グループの主要関連市場におきましては、小型プリンターの需要については全般に弱含みとなりました。また、主力の工作機械の需要はこれまで好調に推移していた海外市場は勢いがなく低調となり、国内市場の需要も回復が進みませんでした。
このような状況のなか、当第1四半期連結累計期間の売上高は、主に工作機械の売上が欧米市場を中心に前期からの受注残の消化が進み増加したことから211億1千6百万円(前年同期比20.4%増)となりました。利益につきましては、売上の増加などにより営業利益は41億6百万円(同70.2%増)、経常利益は43億2千4百万円(同65.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は31億7千4百万円(同73.7%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(特機事業)
小型プリンターでは、これまで好調に推移していたmPOS向け需要が低調となったものの、前期に発生していた部材の調達難や物流の混乱による製品の供給遅延が緩和したことに加え、為替の円安の影響も受け、売上は増加しました。地域別の売上につきましては、米国市場や欧州市場は需要に合わせた製品の供給が整ったことなどから売上は大幅に増加しました。一方、国内市場は全般に低調となり売上は減少しました。
以上の結果、当事業の売上高は48億2千2百万円(前年同期比32.4%増)、営業利益は12億2千7百万円(同77.9%増)と大幅な増収増益となりました。
(工作機械事業)
CNC自動旋盤では、全般に為替の円安の影響を受けるなか欧米市場を中心に前期からの受注残の消化が進み、売上は増加しました。地域別の売上につきましては、米国市場は医療関連を中心に、また欧州市場では自動車関連を中心に売上は大幅に増加しました。一方、アジア市場では中国において前期後半から続く設備投資への慎重な動きなどから自動車関連を中心に低調に推移し、売上は大幅に減少しました。また、国内市場では主力の自動車関連以外でも勢いがなく売上は減少しました。
以上の結果、当事業の売上高は162億9千4百万円(前年同期比17.3%増)と増加し、営業利益は34億5百万円(同55.0%増)と大幅な増益となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の資産は、棚卸資産が増加したものの、現金及び預金や売上債権が減少したことなどにより、前期末に比べ21億5千1百万円減少の973億8千7百万円となりました。負債は、電子記録債務や未払法人税等が減少したことなどにより、前期末に比べ43億9千9百万円減少の220億5千万円となりました。純資産は、配当金の支払いなどがあったものの、利益剰余金や為替換算調整勘定の増加などにより、前期末に比べ22億4千8百万円増加の753億3千7百万円となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費の総額は4億5千4百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
