【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類へ変更されたこと等から行動制限の緩和が進み、経済活動に緩やかな回復が見られました。一方で、大幅に進んだ円安の影響や原材料価格及びエネルギー価格の上昇等もあり、引き続き先行き不透明な状況が継続しております。食品業界におきましても、外食を中心に持ち直しの動きが続いているものの、一般消費者の食費節約意識の高まりにより、原材料価格及びエネルギー価格等の上昇分の販売価格への転嫁が難航するなど、依然として厳しい経営環境となっております。このような環境のなかで、当社グループにおきましては、市場環境変化への対応を行いながら、販売力の強化、お客様のニーズを捉えた商品開発、製品の安定供給に努めてまいりました。その結果、当第2四半期連結累計期間における売上高に関しましては、外食分野が前年同期比で増加したことや価格改定を実施したこと等から、267億1百万円(前年同期比7.1%増)となりました。利益面に関しましては、営業利益は1億1千5百万円(前年同期は営業損失3億4百万円)、経常利益は1億5千5百万円(前年同期は経常損失2億8千7百万円)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては8千4百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失2億3千9百万円)となりました。事業部門の区分別の売上高は、次のとおりであります。なお、当社グループの事業は単一セグメントであるため、部門別により記載しております。冷凍食品部門につきましては、上記の影響により207億7千万円(前年同期比5.0%増)となりました。日配食品部門につきましては、43億5千8百万円(前年同期比16.4%増)となりました。缶詰部門等につきましては、15億7千3百万円(前年同期比11.7%増)となりました。
資産につきましては、主に預金が増加したこと等により、当第2四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末に比べ32億3千4百万円増加し、435億5千6百万円となりました。負債につきましては、主に支払手形及び買掛金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ30億4千7百万円増加し、278億7千5百万円となりました。純資産につきましては、主にその他有価証券評価差額金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ1億8千6百万円増加し、156億8千万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前第2四半期連結累計期間末に比べ22億5千1百万円増加し、56億4千8百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、減価償却費8億9千4百万円、売上債権の増加額5億8千2百万円、棚卸資産の増加額5億8千3百万円、仕入債務の増加額15億4千1百万円等により18億3千2百万円の資金収入(前年同期は2億3千2百万円の資金収入)となりました。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出1億7千5百万円等により1億7千3百万円の資金支出(前年同期は8億2千9百万円の資金支出)となりました。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の増加額6億4千9百万円、長期借入れによる収入10億円、長期借入金の返済による支出11億2百万円等により3億1千2百万円の資金収入(前年同期は5億2千4百万円の資金収入)となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億3千7百万円であります。