【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績
当第1四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症に係る行動制限が緩和されたことに伴い、社会経済活動の正常化が進み、景気は緩やかながら回復基調となりました。その一方で、国内外においてウクライナ情勢の長期化など地政学的リスクによる原材料やエネルギー価格の高騰や金融引き締めに伴う急激な為替変動など依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況のなか、当社は各種展示会への出展のほか、付加価値の高い新商品の積極的な投入などにより引き続き代理店販売の拡充等に努めてまいりました。
この結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高1,894百万円(前年同四半期比15.4%減)、営業利益147百万円(前年同四半期比54.3%減)、経常利益149百万円(前年同四半期比55.7%減)、四半期純利益97百万円(前年同四半期比60.3%減)となりました。
商品群別の経営成績を示すと、次のとおりであります。
清掃機器関連
搭乗式大型清掃機の販売が堅調に推移したこと等から、売上高は375百万円(前年同四半期比6.2%増)となりました。
洗浄機器関連
コンシューマー向けの家庭用リンサーの販売が鈍化したこと等から、売上高は812百万円(前年同四半期比26.7%減)となりました。
その他
清掃・洗浄機器用アクセサリーの販売が低調だったこと等から、売上高は706百万円(前年同四半期比9.0%減)となりました。
なお、当社は、環境クリーニング機器等以外の事業に関しては重要性が乏しいと考えられるため、セグメントの記載は省略しております。
(2)財政状態
(資産)
流動資産は、前事業年度末と比べて3.6%減少し、10,658百万円となりました。これは主として商品が142百万円増加したものの、受取手形及び売掛金が322百万円、現金及び預金が279百万円減少したこと等によるものであります。
固定資産は、前事業年度末と比べて1.8%減少し、3,991百万円となりました。これは主としてソフトウエアが168百万円増加したものの、ソフトウエア仮勘定が165百万円、繰延税金資産が65百万円減少したこと等によるものであります。
この結果、総資産は、前事業年度末に比べて3.1%減少し、14,650百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前事業年度末と比べて58.6%増加し、1,489百万円となりました。これは主として未払法人税等が136百万円減少したものの、未払金が717百万円増加したこと等によるものであります。
固定負債は、前事業年度末と比べて0.2%増加し、1,014百万円となりました。
この結果、負債合計は、前事業年度末に比べて28.3%増加し、2,503百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は前事業年度末と比べて7.8%減少し、12,147百万円となりました。これは主として自己株式が736百万円増加したこと等によるものであります。この結果自己資本比率は82.9%となりました。
(3)研究開発活動
当第1四半期累計期間の研究開発活動の総額は、15,586千円であります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)資本の財源及び資金の流動性
当第1四半期累計期間において、当社における資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
(7)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第1四半期累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(8)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。