【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績
当第3四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が残っているものの、各種行動制限の緩和に伴い経済活動の正常化への動きが徐々に進みました。しかしながら、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の長期化や欧米諸国のインフレ懸念に加え、急激な為替変動の影響等複数の不安定要因を抱えており、世界情勢の先行きは引き続き不透明な状況となっております。
このような状況のなか、当社は、付加価値の高い新商品の積極的な投入、各種展示会への出展のほか、引き続き代理店販売の拡充等に努めてまいりました。
この結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高7,179百万円(前年同四半期比10.8%増)、営業利益1,030百万円(前年同四半期比13.3%増)、経常利益1,054百万円(前年同四半期比11.6%増)、四半期純利益839百万円(前年同四半期比6.3%増)となりました。
商品群別の経営成績を示すと、次のとおりであります。
清掃機器関連
抗菌仕様の真空掃除機の販売が一巡したが、搭乗式の動力清掃機の販売が堅調だったこと等から、1,106百万円(前年同四半期比0.6%増)となりました。
洗浄機器関連
コンシューマー向けの家庭用リンサーや小型スチーム機器の販売が堅調だったこと等から、3,667百万円(前年同四半期比8.5%増)となりました。
その他
清掃・洗浄機器用アクセサリーの販売が堅調だったこと等から、2,405百万円(前年同四半期比20.4%増)となりました。
なお、当社は、環境クリーニング機器等以外の事業に関しては重要性が乏しいと考えられるため、セグメントの記載は省略しております。
(2)財政状態
(資産)
流動資産は、前事業年度末と比べて1.0%増加し、10,707百万円となりました。これは主として、現金及び預金が1,675百万円減少したものの、有価証券が999百万円、商品が637百万円、受取手形及び売掛金が180百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は、前事業年度末と比べて0.2%減少し、4,130百万円となりました。これは主として、ソフトウエア仮勘定が81百万円増加したものの、建物及び構築物が45百万円、繰延税金資産が28百万円、投資有価証券が11百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)
流動負債は、前事業年度末と比べて20.9%減少し、873百万円となりました。これは主として、支払手形及び買掛金が68百万円増加したものの、未払法人税等が247百万円、賞与引当金が47百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債は、前事業年度末と比べて0.3%増加し、1,041百万円となりました。これは主として、役員退職慰労引当金が137百万円減少したものの、固定負債その他が143百万円増加したこと等によるものであります。
この結果、負債合計は、前事業年度末に比べて10.7%減少し、1,915百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前事業年度末と比べて2.6%増加し、12,922百万円となりました。この結果自己資本比率は87.1%となりました。
(3)研究開発活動
当第3四半期累計期間の研究開発活動の総額は、38,320千円であります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)資本の財源及び資金の流動性
当第3四半期累計期間において、当社における資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
(7)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(8)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。