【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、昨年度より提供を開始しております「カーボンニュートラルプリント」、「カーボンゼロプリント」等の環境配慮型印刷の販路を拡大しております。引き続き、営業力・提案力の強化を図り、新規顧客の開拓と既存顧客の深耕に注力するとともに、生産効率の向上、更なる内製化の推進により、収益性の改善に取り組んでおります。また、2023年4月より、サステナビリティ事業を開始しました。
一方、市場では、国内において、新型コロナウイルス感染症についての感染症法上の分類が引き下げられたことにより、経済活動の正常化が進み、緩やかな回復基調で推移しましたが、不安定な国際情勢、為替市場の急激な変動等により依然として先行き不透明な状況となっております。印刷業界におきましても、世界的なエネルギー・原材料価額の高騰、ペーパーレス化への移行による印刷物の需要の減少等で、厳しい経営環境となりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は10億23百万円(前年同四半期比6.0%増収)となりました。その内訳は、製品制作売上高1億62百万円(前年同四半期比0.0%減収)、印刷売上高8億53百万円(前年同四半期比7.4%増収)、商品売上高7百万円(前年同四半期比5.6%減収)となりました。
損益面につきましては、営業損失8百万円(前年同四半期は営業損失47百万円)、経常利益0百万円(前年同四半期は経常損失30百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益5百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失25百万円)となりました。
当第1四半期連結会計期間末における総資産は34億75百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億11百万円の減少となりました。流動資産は23億53百万円となり、前連結会計年度末に比べて88百万円の減少となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が1億87百万円、電子記録債権が47百万円それぞれ減少した一方、現金及び預金が1億64百万円増加したことによるものです。固定資産は、11億22百万円となり、前連結会計年度末に比べて23百万円減少しました。これは主に、繰延税金資産の増加8百万円と、減価償却費30百万円の計上によるものです。
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は16億58百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億12百万円減少しました。流動負債は10億52百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億1百万円減少しました。これは主に、支払手形及び買掛金が1億11百万円減少したことによるものです。固定負債は6億6百万円となり、11百万円の減少となりました。これは、金融機関への返済による長期借入金の減少17百万円と、退職給付に係る負債の増加6百万円によるものです。
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は18億16百万円となり、前連結会計年度末に比べて1百万円の増加となりました。これは主に、譲渡制限付株式の一部を無償取得したことと、利益剰余金の増加によるもので
す。
(2)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費は1百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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