【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、雇用情勢や所得環境の改善から個人消費が持ち直し傾向にあり、景気は緩やかに回復しました。当社グループを取り巻く環境は、エネルギー価格・原材料価格の高止まり等、引き続き先行き不透明な状況が続いておりますが、半導体不足の影響や中国における新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済活動の抑制の影響等を受けた前年同期と比べ生産活動は回復傾向にあります。
このような環境において、当社が日産自動車株式会社から受注しております自動車の売上台数は、主に「AD」や「キャラバン」等の商用車が増加したことで、前年同期と比べ35.9%増加の35,964台となりました。売上高は、台数増加の影響等により、149億円増加の700億円となりました。損益面では、営業利益は18億円増加の0.6億円、経常利益は17億円増加の1億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億円増加の1億円となりました。
当社グループの報告セグメントにおける自動車関連セグメントの比率が極めて高いため、上記の事業全体に係る記載内容と概ね同一と考えられます。よって、セグメントごとの記載を省略しております。
② 財政状態に関する説明
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末と比べ135億円減少の1,095億円となりました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産の減少154億円によるものです。
固定資産は、前連結会計年度末と比べ13億円増加の1,274億円となりました。
この結果、資産合計は前連結会計年度末と比べ121億円減少の2,369億円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末と比べ111億円減少の598億円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の減少104億円によるものです。
固定負債は、前連結会計年度末と比べ2億円減少の49億円となりました。これは主に、その他固定負債のうちリース債務の減少1億円によるものです。
この結果、負債合計は前連結会計年度末と比べ113億円減少の648億円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ8億円減少の1,721億円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加1億円、剰余金の配当による利益剰余金の減少8億円によるものです。
(2)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第1四半期連結累計期間において、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は18億円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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