【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、当社グループは、当社グループの主力事業であるPCオンラインゲーム及びモバイルゲーム市場の成長速度を予測することが難しく、ユーザーの嗜好や人気タイトルの有無などの不確定要素に収益が大きく左右されることから、株主と投資家の皆様により正確な情報を提供するために、四半期報告書の経営成績の状況につきましては、前年同四半期連結会計期間との比較・分析を中心に説明を行っております。また、前第4四半期連結会計期間において、持分法適用に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前第2四半期連結累計期間及び前第2四半期連結会計期間の要約四半期連結財務諸表を遡及修正しております。これに伴い、前年同四半期連結累計期間及び前年同四半期連結会計期間との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。暫定的な会計処理の確定の内容については、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務諸表注記 12 持分法で会計処理されている投資 (3) 暫定的な会計処理の確定」をご参照ください。
(1) 経営成績の状況当第2四半期連結会計期間における世界経済は、世界的な物価高と金融引き締め、また、物価高の要因となっているウクライナ戦争の長期化など、依然として先行き不透明な状況が続いております。わが国経済は、円安等を背景に日経平均株価はバブル経済崩壊後の高値を更新し、また、インバウンド需要も回復傾向にありました。このような状況の中、当社グループはPCオンライン事業及びモバイル事業を展開し、ユーザーの皆様に楽しんでいただける高品質なゲームの開発、コンテンツの獲得、新規ゲームタイトルの配信に努めるとともに、既存ゲームタイトルのアップデートを推し進めてまいりました。具体的には、(ⅰ)大規模マルチプレイヤーオンラインゲームへの注力、(ⅱ)PC、コンソール及びモバイル等、あらゆるプラットフォームでのサービス提供、(ⅲ)自社IPの活用、(ⅳ)特別に価値のある新規IPへの投資、を集中戦略として設定し、グローバル事業の成長に取り組んでまいりました。当第2四半期連結会計期間においては、『EA SPORTS™ FIFA ONLINE 4』、『EA SPORTS™ FIFA MOBILE』、『ブルーアーカイブ』(Blue Archive)の成長に加え、3月30日にローンチした『Wars of Prasia』及び『HIT2』の貢献により、過去最高の第2四半期連結会計期間の売上収益を達成しました。韓国においては、『メイプルストーリー』(MapleStory)が前年同期比で減収となったものの、『EA SPORTS™ FIFA ONLINE 4』が過去最高の第2四半期連結会計期間の売上収益を更新し、『Wars of Prasia』が増収に寄与したことから、PCオンラインゲームの売上収益は前年同期比で増加しました。『EA SPORTS™ FIFA ONLINE 4』は、昨年末のワールドカップ以降も良好なトレンドを継続し、売上収益が成長しました。『メイプルストーリー』(MapleStory)は、4月の課金施策改善後のユーザー数が想定ほど伸びなかったため、第3四半期連結会計期間の重要アップデートを前に、課金施策よりもユーザー数の増加により注力する方針に切り替えました。その結果、アクティブユーザー数は前年同期比で2桁成長した一方で、売上収益は前年同期比で減少しました。モバイルゲームは、主に『アラド戦記モバイル』(Dungeon&Fighter Mobile)が減収となったものの、『Wars of Prasia』及び『HIT2』の増収寄与や『EA SPORTS™ FIFA MOBILE』の成長により、売上収益は前年同期比でわずかに増加しました。これらの結果、韓国全体では、過去最高の第2四半期連結会計期間の売上収益を達成しました。中国においては、主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)の減収により、売上収益が前年同期比で減少しました。『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)は、安定的に運用することに注力しながら、4月の労働節アップデート及び6月の15周年アップデートを実施しました。アクティブユーザー数は前年同期と比べて増加しましたが、前年同期比で大幅に売上収益が成長した昨年の第2四半期連結会計期間との比較で、売上収益は減少しました。日本においては、『ブルーアーカイブ』(Blue Archive)及び『メイプルストーリー』(MapleStory)の成長により、売上収益が前年同期比で増加しました。北米及び欧州においては、『Choices: Stories You Play』及びその他モバイルゲームの減収により、売上収益が前年同期比で減少しました。その他の地域においては、『メイプルストーリー』(MapleStory)及びローンチ後一定期間が経過したモバイルタイトルが減収となったものの、5月23日に台湾・香港・マカオでローンチした『HIT2』の増収寄与により、売上収益は前年同期比で増加しました。費用面では、従業員数の増加や定期昇給に伴う人件費の増加や、『EA SPORTS™ FIFA ONLINE 4』や『EA SPORTS™ FIFA MOBILE』に係るロイヤリティ費用の増加により、売上原価は前年同期比で増加しました。販売費及び一般管理費は、韓国で20周年を迎えた『メイプルストーリー』(MapleStory)の広告宣伝費が増加したものの、モバイルのプラットフォーム手数料及びストック・オプション費用の減少により、前年同期比で減少しました。その他の費用は、Embark Studios ABが開発を進めるタイトルのリリース時期見直しに伴うゲーム著作権の減損損失を計上した前年同期との比較では減少となりました。また、外貨建ての現金預金等で発生した為替差益が前年同期を大幅に下回ったことにより、金融収益は前年同期比で減少しました。上記の結果、当第2四半期連結会計期間の売上収益は94,436百万円(前年同期比12.3%増)、営業利益は27,614百万円(同21.7%増)、税引前四半期利益は42,827百万円(同1.5%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は24,538百万円(同7.3%減)となりました。当第2四半期連結累計期間については、売上収益は218,523百万円(前年同期比24.8%増)、営業利益は83,889百万円(同37.1%増)、税引前四半期利益は114,730百万円(同14.0%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は77,329百万円(同15.9%増)となっております。 報告セグメントの当第2四半期連結累計期間の業績は、次のとおりであります。
① 日本当第2四半期連結累計期間の売上収益は2,330百万円(前年同期比1.9%増)、セグメント損失は2,152百万円(前年同期は5,832百万円の損失)となりました。
② 韓国当第2四半期連結累計期間の売上収益は207,467百万円(前年同期比26.1%増)、セグメント利益は93,266百万円(同27.2%増)となりました。韓国セグメントの売上収益には、子会社であるNEXON Korea Corporationの傘下にあるNEOPLE INC.の中国におけるライセンス供与に係るロイヤリティ収益が含まれます。
③ 中国当第2四半期連結累計期間の売上収益は1,728百万円(前年同期比6.8%増)、セグメント利益は823百万円(同3.7%増)となりました。
④ 北米当第2四半期連結累計期間の売上収益は6,380百万円(前年同期比4.6%増)、セグメント損失は4,267百万円(前年同期は2,176百万円の損失)となりました。
⑤ その他当第2四半期連結累計期間の売上収益は618百万円(前年同期比10.4%減)、セグメント損失は3,459百万円(前年同期は2,625百万円の損失)となりました。
(2)財政状態の状況
① 資産、負債及び資本の状況(資産)当第2四半期連結会計期間末の総資産は1,151,860百万円であり、前連結会計年度末に比べて109,011百万円増加しております。主な増加要因は、その他の預金の増加(前期末比162,283百万円増)、その他の金融資産の増加(同57,915百万円増)及び持分法で会計処理されている投資の増加(同17,527百万円増)によるものであり、主な減少要因は、現金及び現金同等物の減少(同147,360百万円減)によるものであります。(負債)当第2四半期連結会計期間末の負債合計は182,351百万円であり、前連結会計年度末に比べて7,048百万円増加しております。主な増加要因は、繰延税金負債の増加(前期末比5,618百万円増)によるものであります。(資本)当第2四半期連結会計期間末における資本の残高は969,509百万円であり、前連結会計年度末に比べて101,963百万円増加しております。主な増加要因は、親会社の所有者に帰属する四半期利益計上に伴う利益剰余金の増加(前期末比77,329百万円増)及び在外営業活動体の換算差額の計上等によるその他の資本の構成要素の増加(同55,898百万円増)によるものであり、主な減少要因は、自己株式の取得による減少(同36,734百万円減)によるものであります。この結果、親会社所有者帰属持分比率は83.3%(前連結会計年度末は82.3%)となりました。
② キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ147,360百万円減少し、262,008百万円となりました。当該減少には資金に係る為替変動による増加の影響10,379百万円が含まれております。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は57,662百万円(前年同期は58,498百万円の収入)となりました。主な増加要因は、税引前四半期利益114,730百万円によるものであり、主な減少要因は、法人所得税の支払額31,783百万円、為替差益10,146百万円及び営業債権及びその他の債権の増加額7,777百万円によるものであります。前年同期と比べて、税引前四半期利益が増加する一方で、法人所得税の支払額が増加したことにより、営業活動による収入が微減となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は179,715百万円(前年同期は15,041百万円の収入)となりました。主な支出要因は、定期預金の純増加額146,279百万円及び持分法で会計処理されている投資の取得による支出23,506百万円によるものであります。 前年同期と比べて、定期預金への預入れが増加したことにより、投資活動による支出が増加いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は35,686百万円(前年同期は87,585百万円の支出)となりました。主な支出要因は、自己株式の取得による支出36,767百万円によるものであります。前年同期と比べて、自己株式の取得による支出が減少したことにより、財務活動による支出が減少いたしました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更又は新たに生じた事項はありません。
(4) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は11,610百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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