【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の第7波、第8波到来による感染者数の急増、ウクライナ情勢や中国でのロックダウンによる原料調達の制約、更には、急激な円安などの影響で原燃料の価格や物価が上昇するなど、今後も景気を下押しする経済状況が続く見込みであることから、経済活動の正常化にはまだまだ時間を要するものと思われます。化学工業におきましても、半導体関連を中心に堅調な推移を見せているものの、原材料やエネルギーコストの高騰により収益が圧迫されるなど、引き続き厳しい経営環境が続いていると認識しております。こうした状況下、当社は昨年7月に大規模な設備投資を機関決定するなど、市場の動向および需要を見定め、機動的な対応をとりつつ、重要課題を克服・解決しながら経営基盤を強化し、持続可能な社会の実現に取り組んでおります。当第3四半期累計期間の業績状況といたしましては、売上高は前年同四半期比7.7%増の9,013百万円となったものの、第2四半期以降、第3四半期も引き続いて原材料やエネルギーコスト高騰等の影響を大きく受けたため、営業利益は前年同四半期比44.5%増の546百万円にとどまりました。加えて、米国においてアンチ・ダンピング関税措置がかけられている当社製品に係る関税費用の追加計上を余儀なくされたため、経常利益は前年同四半期比1.8%減の350百万円となりました。最終的な四半期純利益は税金費用の計上が抑えられたこと等により、前年同四半期比28.8%増の278百万円となりました。
製品区分ごとの販売の状況は次のとおりであります。 (単位:百万円)
2022年3月期第3四半期累計期間
2023年3月期第3四半期累計期間
国内
輸出
合計
構成比(%)
国内
輸出
合計
構成比(%)
アミノ酸関係
719
2,529
3,249
38.8
885
2,786
3,671
40.7
化成品関係
1,787
398
2,186
26.2
2,250
457
2,707
30.1
医薬品関係
1,794
1,137
2,932
35.0
2,211
422
2,634
29.2
合
計
4,302
4,065
8,367
100.0
5,347
3,666
9,013
100.0
構成比(%)
51.4
48.6
100.0
59.3
40.7
100.0
(注) 金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
(アミノ酸関係)医薬用途、工業用途の販売が好調であったことから、売上高は3,671百万円と、前年同期と比べ422百万円(13.0%)の増収となりました。
(化成品関係)農薬中間体、高分子材料の販売が好調であったことから、売上高は2,707百万円と、前年同期と比べ521百万円(23.8%)の増収となりました。
(医薬品関係)国内向け原薬の販売は増加したものの、一部の原薬及び原薬中間体の輸出販売が減少したことから、売上高は2,634百万円と、前年同期に比べ297百万円(10.2%)の減収となりました。
輸出の売上に関しましては、全売上高に対して40.7%を占め、3,666百万円と前年同四半期と比べ399百万円(9.8%)の減少となりました。
当第3四半期会計期間末の資産合計は、21,970百万円と前事業年度末と比べ797百万円(3.8%)の増加となりました。これは主に、製品、機械及び装置の増加と、現金及び預金、受取手形及び売掛金の減少によるものであります。当第3四半期会計期間末の負債合計は、10,721百万円と前事業年度末と比べ553百万円(5.4%)の増加となりました。これは主に、支払手形及び買掛金、1年内返済予定の長期借入金、設備関係電子記録債務の増加と、短期借入金の減少によるものであります。当第3四半期会計期間末の純資産合計は、11,249百万円と前事業年度末と比べ244百万円(2.2%)の増加となりました。これは主に、利益剰余金、その他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
(2)
事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)
研究開発活動当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は、472百万円であります。なお、当第3四半期累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
