【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間末日現在において判断したものであります。
第1四半期連結会計期間において、2021年5月に行われた企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前年の数値並びに比較増減は、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、「教育」「安全・生活」「医療」「FA」の重点4市場に対し、「映像&IT」と「ロボティクス」により、持続可能で豊かな社会を実現するための仕組みやソリューションを提供しています。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高は29,710百万円(前年同四半期比26.6%増)、営業損失1,202百万円(前年同四半期は営業利益347百万円)、経常損失1,084百万円(前年同四半期は経常利益462百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失1,784百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益12百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 映像&IT事業
教育市場向けの書画カメラや電子黒板の販売は、国内市場では競争が激化する中で前期並みの水準を維持しましたが、欧米市場では急激な物価上昇やサプライチェーンの混乱が継続するなど、世界景気に対する不透明感が強まり計画を下回りました。業務用車載機器(ドライブレコーダ・デジタルタコグラフ)においては、堅調な需要により受注が積み上がっているものの、半導体関連部品の調達難の影響を受け出荷が後ろ倒しとなる状況が継続しております。一方で、主に買収したシンガポールの子会社2社(アジア地域でのサイバーセキュリティ商品やオフィスなどのAVシステム)の販売が堅調に推移し、当該事業全体の売上高は伸長しました。
営業損益につきましては、グループ入りした子会社が貢献したものの、競争激化で利幅が縮小したほか、物価上昇等による部品価格高騰や円安に伴うエネルギー及び輸入製品価格の高騰、部品調達難に伴う生産効率の低下などにより売上原価が上昇し、期首の想定以上に利益の下押し圧力が強まりました。また、更なる事業の拡大・顧客満足度の向上を目指し、営業組織を強化したことにより活動費用や管理費用が増加しました。
半導体関連部品の入手に尽力するほか、コスト削減、価格適正化の働きかけなど、収益改善の取り組みを継続していきます。
これらの結果、映像&IT事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は23,624百万円(前年同四半期比28.5%増)、営業損失は1,048百万円(前年同四半期は営業利益192百万円)となりました。
② ロボティクス事業
FA関連機器は、国内市場では受注は堅調に推移しているものの、半導体関連部品の調達難から出荷が後ろ倒しとなる状況が継続しております。中国市場では新型コロナウイルス感染症による市場環境の悪化が影響しました。一方で、前期に買収した子会社(はんだ付けロボットなど工場自動化システム)の販売が国内外ともに堅調に推移し、当該事業全体の売上高は伸長しました。
営業損益につきましては、映像&IT事業と同様に、グループ入りした子会社が貢献したものの、部品価格高騰や円安に伴うエネルギー及び輸入製品価格の高騰、部品調達難に伴う生産効率の低下などにより売上原価が上昇し、期首の想定以上に利益の下押し圧力が強まりました。
映像&IT事業と同様、引き続き収益改善に取り組んでいきます。
これらの結果、ロボティクス事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は6,086百万円(前年同四半期比19.4%増)、営業損失は158百万円(前年同四半期は営業利益137百万円)となりました。
財政状態については、次のとおりであります。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は25,506百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,571百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が970百万円減少した一方で、受取手形及び売掛金が622百万円、商品及び製品が1,777百万円、原材料及び貯蔵品が1,411百万円、仕掛品が983百万円増加したことによるものであります。固定資産は10,003百万円となり、前連結会計年度末に比べ842百万円減少いたしました。これは主に有形固定資産が26百万円増加した一方で、無形固定資産が367百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は35,510百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,728百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は20,905百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,358百万円増加いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が1,891百万円、短期借入金が2,150百万円増加したことによるものであります。固定負債は5,733百万円となり、前連結会計年度末に比べ234百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が170百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は26,639百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,593百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は8,870百万円となり、前連結会計年度末に比べ864百万円減少いたしました。これは主に為替換算調整勘定が1,190百万円増加した一方で、利益剰余金が2,063百万円減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は25.0%(前連結会計年度末は30.6%)となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費の総額は、734百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
