【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当社は、2023年8月1日付にて株式会社インターワークス(東京証券取引所スタンダード市場上場:コード番号6032)を吸収合併し、社名を株式会社コンフィデンス・インターワークスへ変更しております。そのため、前第2四半期連結累計期間、および当第2四半期連結累計期間の内、2023年4月1日から2023年7月31日までの合併前の株式会社インターワークスの業績について、連結対象外であり反映されておりません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、大企業を中心とした景況感の改善が継続し、「緩やかな回復を続ける」との日銀の見通しを支える傾向を示しております。
海外経済減速による需要低迷の一部具現化や原材料コスト高の継続等の懸念材料は払拭されていないものの、部材供給制限の緩和等に伴う自動車業界を主とした生産の回復や、非製造業におけるインバウンド需要の回復が景況改善の原動力となっております。
景況改善の中心となっている大企業は、価格競争力があるために価格転嫁をしやすく、多国籍企業や輸出企業が多いために円安による業況の好転も含まれることから、中小企業は数値が示すほどの景気回復の恩恵を受けておらず、全体の業況水準の改善幅は小さいとの見解も散見され、諸処の懸念材料による先行きの不透明な状況は続き力強さには欠くものの、引き続き需要主導の緩やかな回復基調が見込まれます。
また、当社グループ全体の事業領域である人材ビジネス市場の状況は、2023年8月の完全失業率(季節調整値)は2.7%(前年同月2.5%、前月2.7%)、有効求人倍率(季節調整値)は1.29倍(前年同月1.32倍、前月1.29倍)、新規求人倍率(季節調整値)は2.33倍(前年同月2.32倍、前月2.27倍)の国内雇用状況であり、堅調に推移しております。
当社グループの主要な事業である「HRソリューション事業 人材派遣・受託」が主にサービス提供を行っているゲーム業界においては、国内家庭用ゲームのハード・ソフト市場ともに市場規模は拡大している状況にあり、ハードは2,097.8億円で前年対比103.4%、ソフトは1,650.4億円で前年対比104.1%、ハード・ソフト合計では3,748.2億円と前年対比103.7%(出典:ファミ通ゲームソフト・ハード売上ランキング 2022年年報)となっております。一方で、2022年の世界のモバイルゲーム市場規模は8兆9,146億円で前年比97.2%、その中でも日本の市場規模は1兆2,129億円で前年比92.9%と若干縮小傾向となっております(出典:ファミ通モバイルゲーム白書2023)。モバイルゲーム市場規模は若干減少傾向にあるものの、ゲーム市場は概ね安定的に推移しており、ゲーム会社各社の業績は堅調に推移しております。
このような環境の中、当社グループの「HRソリューション事業 人材派遣・受託」では、主力のゲーム会社向け派遣事業において配属者数を拡大するため、新規取引先の開拓のみならず、既存取引先のさらなる深耕に継続して取り組んだことにより業績は堅調に推移しました。
また、「HRソリューション事業 人材紹介」及び「メディア&ソリューション事業」の大半は、2023年8月1日付の株式会社インターワークスとの合併により組み込まれたものであり、雇用環境の情勢を反映して業績は堅調に推移しております。
なお、2023年8月1日付の株式会社インターワークスとの合併に伴う費用(営業外費用)が、経常利益以下の各段階損益へ相応の影響を及ぼしております。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高3,249,428千円(前年同期比27.7%増)、営業利益561,955千円(前年同期比12.2%増)、経常利益510,992千円(前年同期比2.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益337,532千円(前年同期比0.5%減)となりました。
報告セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
<HRソリューション事業 人材派遣・受託>
主要な事業である「HRソリューション事業 人材派遣・受託」におきましては、主力のゲーム会社向け人材派遣サービス、並びにゲーム会社を中心とした顧客からの受託サービスを展開しております。
人材派遣サービスにおいては、新型コロナウイルス感染症の行動制限が緩和され、景気の持ち直しの傾向にある中で、ゲーム会社のクリエイター需要は継続しており、新規取引先の開拓に加え、既存取引先の部署別・タイトル別開拓を行うことにより、受注案件数を拡大しております。
クリエイターの採用市場においては、採用媒体の選定や採用広告の出稿配分を最適化することにより、ゲーム会社からの需要に応えられるクリエイターを採用しており、これに加えて、自社の求人メディアを開設することにより求職者の応募チャネルの増加を図っております。その結果、配属者数は前連結会計年度末から順調に増加しており、クリエイターの稼働率は高い水準で推移しております。
受託サービスにおいては、主にゲームタイトルのデバッグ業務を受託しており、守秘性が高いことから、新宿区に専用オフィスを設置しております。現在稼働中の案件は安定的に推移しており、人材派遣事業との連携を図り、新規案件のリード獲得数増加に努めております。
これらの結果、当セグメントの業績は、売上高2,760,624千円(前年同期比10.1%増)、セグメント利益728,022千円(前年同期比7.3%増)となりました。
<HRソリューション事業 人材紹介>
「HRソリューション事業 人材紹介」におきましては、メーカー・エネルギー・IT・ゲーム・エンタメ等の業界を中心とした顧客企業に対して、アッパーミドル層を中心とした高いプロフェッショナル性を持つ求職者を紹介する職業紹介サービスを展開しております。
なお、係る事業の大半は、2023年8月1日付の株式会社インターワークスとの合併により組み込まれたものであります。
KPIマネジメントやセクター別チーム戦略等によるコンサルタントの早期戦力化及び提供サービスの品質向上に加え、生産性向上への取り組みを継続して行っております。
直近において、コンサルタントの増員に伴う生産性の一時的な低下が生じており、事業効率が一時的に鈍化していたものの、既に原因分析と事業効率の改善への諸施策を講じており、業績は堅調に推移しております。
これらの結果、当セグメントの業績は、売上高256,996千円(前年同期比1,083.5%増)、セグメント利益85,657千円(前年同期比1,252.9%増)となりました。
<メディア&ソリューション事業>
「メディア&ソリューション事業」におきましては、製造業界・工場に特化した求人メディア「工場ワークス」をはじめ、女性向けメディアの「Lovely」や、占いメディアの「plush.」など各種メディアを運営しております。
また、受託・その他のサービスとして、長年にわたり積み重ねたノウハウとHRTechを活用した採用アウトソーシングコンサルティングにより、企業の採用課題の解決を支援するサービス等を展開しております。
なお、係る事業の大半は、2023年8月1日付の株式会社インターワークスとの合併により組み込まれたものであります。
主要顧客である自動車分野を中心に製造業の生産が回復しておりますが、未だに受注を停止している商品も多々存在するように、原材料コスト高等の各種制約からその動きは未だ鈍く、増産等による受注の活性化までには繋がっておりません。
このような市場環境において、当社では、業績の回復に向けて流入数の増加やCVRの向上に向けた短期及び中長期の諸施策を継続して展開し、加えて、顧客の最終的な効果を底上げする諸施策の展開を強化することで事業効率の向上に努めており、業績は堅調に推移しております。
これらの結果、当セグメントの業績は、売上高231,807千円(前年同期比754.4%増)、セグメント利益53,050千円(前年同期比305.1%増)となりました。
②財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて3,870,167千円増加し、6,762,488千円となりました。
これは主に、現金及び預金の増加1,600,680千円(合併に伴う受入1,378,295千円、その他の増加(純額)222,384千円)、売掛金の増加210,486千円(合併に伴う受入214,319千円、その他の減少(純額)3,832千円)、ソフトウエアの増加117,088千円(合併に伴う受入123,340千円、その他の減少(純額)6,251千円)、のれんの増加1,622,307千円(合併に伴う発生1,649,804千円、償却による減少27,496千円)、繰延税金資産の増加87,520千円(合併に伴う受入132,257千円、その他の減少(純額)44,737千円)、及び差入保証金の増加115,185千円(合併に伴う受入119,071千円、その他の減少(純額)3,885千円)等によるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べて181,265千円増加し、1,049,992千円となりました。
これは主に、1年内返済予定の長期借入金の減少22,500千円、買掛金の増加72,754千円(合併による受入61,349千円、その他の増加(純額)11,404千円)、未払金の増加135,596千円(合併による受入90,551千円、その他の増加(純額)45,045千円)、及び未払法人税等の減少69,712千円(合併による受入7,834千円、その他の減少(純額)77,547千円)等によるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて3,688,901千円増加し、5,712,495千円となりました。
これは、主に資本剰余金の増加3,482,127千円(合併に伴う増加3,480,927千円、その他の増加(純額)1,200千円)、利益剰余金の増加208,089千円によるものであります。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の69.6%から84.2%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて1,600,680千円増加(合併に伴う増加1,378,295千円、その他の増加222,384千円)し、3,648,216千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は407,941千円(前年同期は371,350千円の収入)となりました。主な増加要因として、税金等調整前四半期純利益510,992千円、主な減少要因として、法人税等の支払額197,418千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は29,252千円(前年同期は31,765千円の支出)となりました。主な減少要因として、無形固定資産の取得による支出14,134千円、及び投資有価証券の取得による支出15,000千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は156,273千円(前年同期は225,516千円の支出)となりました。主な減少要因として、配当金の支払129,442千円、長期借入金の返済による支出22,500千円等によるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありませんが、2023年8月1日に株式会社インターワークスと合併したことに伴い、経営方針・経営戦略等を見直す可能性があります。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」をご参照下さい。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
①資金需要
当社グループの主な資金需要は、人件費(給与手当、賞与、法定福利費等)の支払、人材を募集するために利用する採用広告費、法人税及び配当金の支払いであります。また、一時的な資金需要として、情報システム投資や新規事業に係る設備投資、自己株式の取得、M&A等を想定しております。
②財務政策
当社グループは、事業の運転資金や新規事業に係る資金需要については自己資金による充当を基本としております。事業規模の急激な変動等に伴い運転資金が追加的に必要となる場合やM&Aを含む新規事業に係る資金需要が生じた場合には、財務健全性を考慮しながら当面は銀行借入により調達する方針であります。なお、当社の成長に必要な人材採用関連投資や設備投資に加え、M&Aを含む新規事業への投資は引き続き行っていく予定でございますが、手許資金に余剰感があり、株主の期待収益率を上回る投資が見つからない場合には、配当や自己株式の取得により株主への還元を行っていく予定であります。
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