【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。(1) 業績の状況 当第1四半期累計期間(2023年4月1日~2023年6月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類変更等を契機として社会経済活動の正常化がより一層進んだことから、回復基調で推移しました。しかしながら、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、内外金利差拡大に伴う円安進行等により物価上昇が続くことから、景気の下振れリスクが懸念され、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 海外においては、欧米を中心に物価高に対応する金融引き締めが続いており、景気後退懸念が高まっております。 このような状況下、当社は安定した利益の確保を最重要課題に掲げ、原材料等の高騰に伴う販売価格への転嫁、原材料の安定調達及び材料歩留改善、生産性改善、購入価格低減、固定費削減等の原価低減活動に注力いたしました。 売上高は、前期まで好調であったタングステン・モリブデン製品が減少したものの、貴金属電極等の焼成品が増加したことから、前年比7.0%増の1,267百万円(前年同四半期 1,184百万円)となりました。 損益面は、労務費、経費等の固定費が増加したものの、原材料、エネルギー価格等の上昇に対応した販売価格の改定が進んだことにより、採算性が改善し、営業利益85百万円(前年同四半期 80百万円)となりました。 営業外収益は受取利息及び配当金等により14百万円となり、営業外費用は支払利息、為替差損等により7百万円となりました。 結果、経常利益は92百万円(前年同四半期 86百万円)、四半期純利益は105百万円(前年同四半期 82百万円)となりました。 セグメント区分別の状況は、次のとおりであります。(電気・電子) タングステン・モリブデン製品の売上高は、前期まで旺盛であった半導体市場での需要が調整局面に入り、販売が減少したことにより、450百万円(前年同四半期 501百万円)と10.1%の減収となりました。 焼成品の売上高は、貴金属電極において自動車用電極部品が材料市況価格連動により増加したことに加え、産業用特殊電極部品も販売数量が増加し、好調に推移したことにより、690百万円(前年同四半期 555百万円)と24.2%の増収となりました。 この結果、電気・電子合計の売上高は、1,141百万円(前年同四半期 1,057百万円)と7.9%の増収となり、営業利益90百万円(前年同四半期 77百万円)となりました。(超硬合金) 超硬合金の売上高は、126百万円(前年同四半期 127百万円)と1.2%の減収となり、営業損失5百万円(前年同四半期 営業利益2百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
(流動資産) 当第1四半期会計期間末における流動資産は3,876百万円(前事業年度末 3,781百万円)となり、94百万円増加しました。主たる要因は、原材料及び貯蔵品の増加197百万円及び受取手形及び売掛金の減少144百万円によるものであります。 (固定資産) 当第1四半期会計期間末における固定資産は2,583百万円(前事業年度末 2,403百万円)となり、179百万円増加しました。主たる要因は、投資有価証券の増加144百万円によるものであります。 (流動負債) 当第1四半期会計期間末における流動負債は1,664百万円(前事業年度末 1,719百万円)となり、55百万円減少しました。主たる要因は、短期借入金の減少130百万円によるものであります。 (固定負債) 当第1四半期会計期間末における固定負債は1,197百万円(前事業年度末 1,068百万円)となり128百万円増加しました。主たる要因は、長期借入金の増加90百万円によるものであります。 (純資産)
当第1四半期会計期間末における純資産は3,598百万円(前事業年度末 3,397百万円)となり200百万円増加しました。主たる要因は、四半期純利益105百万円及びその他有価証券評価差額金の増加94百万円によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当第1四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動 当第1四半期累計期間の研究開発費の総額は22百万円であります。 なお、当第1四半期累計期間において当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
