【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 業績の状況当第2四半期連結累計期間(2023年4月1日から2023年9月30日まで)における世界経済は、ウクライナ情勢の長期化や世界的なインフレ、各国の政策金利の引き上げによる金融不安等の影響により、先行き不透明な状況が継続しました。また、当社グループの事業環境は、中国でのエレクトロニクス関連の設備投資や半導体関連の設備投資に軟調な動きがみられたことに加え、当社グループのお客様や代理店各社における当社製品の在庫調整により厳しい状況となりました。用途別の売上高につきましては、前年同期比で、半導体不足の緩和に伴う車両生産の回復により、車載向け用途が増加した一方で、産業用ロボット向け、半導体製造装置向け、フラットパネルディスプレイ製造装置向け、その他一般作業機械向けなどの用途が減少しました。これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比14.0%減少の287億65百万円となりました。損益面につきましては、前期に国内の生産能力増強投資を実施したことにより、減価償却費が増加したことに加え、今期は国内生産工場の稼働率低下の影響により、営業利益は前年同期比81.2%減少の8億72百万円となりました。また、営業利益の減少に加え、繰延税金資産の取り崩しにより、親会社株主に帰属する四半期純利益も前年同期比89.3%減少の3億13百万円となりました。なお、製品群別の売上高は、減速装置が前年同期比25.8%減少の201億92百万円、メカトロニクス製品が同37.3%増加の85億72百万円で、売上高比率はそれぞれ、70.2%、29.8%となりました。
報告セグメントの業績は、以下のとおりであります。
(日本)半導体需給の緩和に伴う車両生産の回復により、車載向け用途の売上は増加しました。一方、中国でのエレクトロニクス関連の設備投資や半導体関連の設備投資に軟調な動きがみられたことに加え、当社グループのお客様や代理店各社における当社製品の在庫調整により、産業用ロボット向け、半導体製造装置向け、フラットパネルディスプレイ製造装置向け、その他一般作業機械向けの需要が減少し、売上高は前年同期比34.5%減少の140億56百万円となりました。また、セグメント利益(経常利益)は、減収の影響と工場の稼働率低下が影響したものの、営業外収益として子会社からの受取配当金を24億86百万円計上したことにより、前年同期比29.1%減少の43億22百万円となりました。
(北米)為替相場が円安に推移したことに加え、先進医療用途(手術支援ロボット関連)向けやアミューズメント機器向けの需要が増加し、売上高は前年同期比46.0%増加の66億61百万円となりました。また、セグメント利益(経常利益)は、増収の影響により、前年同期比88.4%増加の8億67百万円となりました。
(欧州)産業用ロボット向けの需要が減少したものの、為替相場が円安に推移したことに加え、最先端半導体製造装置向けの需要が増加し、売上高は前年同期比8.5%増加の80億47百万円となりました。また、セグメント利益(経常利益)は、ハーモニック・ドライブ・エスイー株式取得時に計上した無形資産に係る償却費9億28百万円の負担により、前年同期比75.1%減少の1億円となりました。
(2) 財政状態の分析当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比で29億24百万円減少(前連結会計年度末比1.9%減)し、1,514億11百万円となりました。これは、売上高の減少に伴い受取手形が31億60百万円減少(前連結会計年度末比42.7%減)したことに加え、保有する有価証券の時価総額の減少により、投資有価証券が17億67百万円減少(前連結会計年度末比16.0%減)したことが主な要因です。負債は、前連結会計年度末に比べて56億21百万円減少(前連結会計年度末比11.2%減)し、447億59百万円となりました。これは、借入金の返済に伴い、短期借入金の19億90百万円減少(前連結会計年度末比76.2%減)と、長期借入金の12億48百万円減少(前連結会計年度末比7.0%減)に加え、未払法人税等が7億84百万円減少(前連結会計年度末比74.9%減)したことが主な要因です。純資産は、前連結会計年度末に比べて26億96百万円増加(前連結会計年度末比2.6%増)し、1,066億51百万円となりました。これは、剰余金の配当により利益剰余金が13億3百万円減少(前連結会計年度末比2.0%減)したことに加え、投資有価証券の時価評価により、その他有価証券評価差額金が12億26百万円減少(前連結会計年度末比21.0%減)した一方で、為替変動の影響により為替換算調整勘定が50億95百万円増加(前連結会計年度末比62.6%増)したことが主な要因です。 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の67.4%から70.4%になりました。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて9億36百万円減少し、189億85百万円となりました。 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における営業活動による収入は82億46百万円となりました。(前年同期は22億98百万円の収入)これは、法人税等の支払による支出が21億64百万円あったものの、売上債権の減少による収入を45億65百万円、減価償却費を43億73百万円計上したことが主な要因です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における投資活動による支出は43億79百万円となりました。(前年同期は32億75百万円の支出)これは、有形固定資産の取得による支出が28億10百万円、定期預金の預入による支出が12億91百万円あったことが主な要因です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第2四半期連結累計期間における財務活動による支出は51億64百万円となりました。(前年同期は22億80百万円の支出) これは、短期借入れによる収入が12億10百万円あった一方で、短期借入金の返済による支出が32億円、配当金の支払額が16億14百万円、長期借入金の返済による支出が13億8百万円あったことが主な要因です。
(4) 事業及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は16億59百万円であります。
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