【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、第8次中期経営計画(2020年4月~2023年3月期)において、次期商品(トランスミッション部品、xEV部品等)の拡販および収益確保を経営の最重要課題としております。
一方、当第3四半期連結累計期間の日本経済は、新型コロナウイルス感染症対策と経済活動の両立が進む一方で、半導体不足によるサプライチェーンの停滞、資源価格及び物流費の高騰、ロシア・ウクライナ問題の長期化、および急速な円安の進行によるコストの変動等先行きに対する不透明感が増しております。
このような経済状況のもと、当社グループでは、主力商品のプーリおよび次期商品での収益性向上活動を推進するとともに「新しい世界に挑戦していきます」をスローガンに2022年10月に設立しました株式会社キーネクスト(モーターコア新会社)の稼働準備、カーボンニュートラルへの取り組み等を積極的に推進しております。
その結果、当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の売上高は7,198百万円(対前年同四半期702百万円増加[10.8%])となりました。利益面では、営業利益186百万円(対前年同四半期20百万円減少[△9.8%])、経常利益242百万円(対前年同四半期18百万円増加[8.1%])、親会社株主に帰属する四半期純利益277百万円(対前年同四半期117百万円増加[74.0%])となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
日本は売上高5,115百万円(対前年同四半期533百万円増加[11.6%])、営業利益91百万円(対前年同四半期は営業損失29百万円)となりました。東南アジアは売上高1,629百万円(対前年同四半期149百万円増加[10.1%])、営業利益24百万円(対前年同四半期146百万円減少[△85.9%])となり、中国は売上高715百万円(対前年同四半期90百万円増加[14.5%])、営業利益54百万円(対前年同四半期4百万円減少[△7.1%])となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は14,940百万円となり、前連結会計年度末に比べ568百万円の増加となりました。流動資産は653百万円増加しましたが、主として現金及び預金の増加281百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の増加201百万円、電子記録債権の増加138百万円等によるものであります。固定資産は85百万円減少しましたが、主として機械装置及び運搬具の減少189百万円、工具、器具及び備品の増加29百万円、建設仮勘定の増加147百万円、投資有価証券の減少80百万円、関係会社株式の増加30百万円等によるものであります。
負債は5,180百万円となり、前連結会計年度末に比べ76百万円の増加となりました。流動負債は308百万円増加しましたが、主として支払手形及び買掛金の増加74百万円、電子記録債務の増加209百万円、その他の増加14百万円等によるものであります。固定負債は232百万円減少しましたが、主として長期借入金の減少175百万円、リース債務の減少82百万円等によるものであります。
純資産は9,759百万円となり、前連結会計年度末に比べ492百万円の増加となりましたが、主として利益剰余金の増加136百万円、その他有価証券評価差額金の減少59百万円、為替換算調整勘定の増加405百万円等によるものであります。
この結果、自己資本比率は64.2%となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、145百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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