【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府による行動制限の解除以降、社会経済活動の正常化に向けての動きが見られました。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大、円安の進行や原材料・エネルギー価格の高騰の影響が懸念され、依然として先行き不透明な状況となっております。当社グループの主要な取引先である自動車業界では、半導体不足等の影響により自動車各社で減産や生産調整が行われ、新車販売台数は前年同期を下回りました。このような環境のなか、当第3四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、売上高は4,742,303千円(前年同期比1.9%増)と増収となりましたが、営業損失212,266千円(前年同期は113,666千円の営業損失)、経常損失219,312千円(前年同期は124,809千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失292,268千円(前年同期は90,120千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)を計上しました。
当第3四半期連結会計期間末における資産の合計は、8,516,295千円(前連結会計年度末8,480,605千円)となり、35,689千円増加しました。流動資産は3,875,142千円となり11,648千円減少し、固定資産は4,641,153千円となり47,337千円増加しました。当第3四半期連結会計期間末における負債の合計は、5,071,646千円(前連結会計年度末4,866,404千円)となり、205,242千円増加しました。流動負債は4,413,227千円となり300,308千円増加し、固定負債は658,419千円となり95,066千円減少しました。当第3四半期連結会計期間末における純資産の合計は、3,444,648千円(前連結会計年度末3,614,201千円)となり、169,552千円減少しました。
(2) キャッシュ・フローの状況当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ、254,758千円減少し596,817千円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当第3四半期連結累計期間において、営業活動の結果支出した資金は、217,146千円(前年同期は162,754千円)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純損失の計上によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当第3四半期連結累計期間において、投資活動の結果得られた資金は、10,199千円(前年同期は63,328千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の売却によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当第3四半期連結累計期間において、財務活動の結果支出した資金は66,926千円(前年同期は96,911千円)となりました。これは主に、リース債務の返済によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、49,003千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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