【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類への移行に伴う行動制限の緩和等を背景に、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあり、景気は緩やかな回復傾向で推移しました。一方で、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れが国内景気を下押しするリスクとなっております。また、物価上昇、金融資本市場の変動等による影響に十分注意する必要があります。
このような環境の下、当社グループでは、「第4次中期経営計画」(2023年3月期~2025年3月期)の重点施策である「価値創造のフレームづくり」「経営資源の集中と深化」「経営基盤の強化」に引き続き取り組みました。具体的には、マーケティングの高度化に向けたWebマネジメント体制の再構築に着手するとともに、生産性向上の取組みの一環としてインボイス制度に対応するための基幹システム改修等を進めました。また、事業開発による業容拡大の取組みとして、葬祭事業におけるM&Aを機動的に推し進めました。更に、コーポレートガバナンスの充実を図るため、取締役会の実効性評価の実施及び結果の概要の開示や、株主総会の議決権行使に係る環境整備等を実施しました。
当第1四半期連結累計期間における当社グループの経営成績は、主に石材事業における増収により売上高は2,372百万円(前年同期比0.5%増)となりました。また、売上原価の低減等により営業利益は180百万円(同11.7%増)、営業外費用の減少等により経常利益は199百万円(同16.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は93百万円(同52.3%増)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであり、売上高についてはセグメント間の内部売上高または振替高を除き記載しております。
① 葬祭事業
営業エリアの死亡者数はやや減少傾向で推移した一方で、他社との競争は激しい状況が続きました。また、社会全体でアフターコロナへの移行が進んでいるものの、葬儀の小規模化は依然として継続しました。
このような状況の下、広告宣伝、イベント開催及び会員募集等の顧客囲い込みに注力しましたが、死亡者数減少の影響もあり、葬儀施行件数は前年同期よりも減少しました。一方で、葬儀施行の単価向上施策やアフターフォロー営業等を強化し、葬儀施行単価及び法事施行件数等が前年同期よりも増加しました。
その結果、売上高は1,273百万円(前年同期比1.1%減)、営業利益は104百万円(同24.1%減)となりました。
② 石材事業
国際情勢の影響等により、海外における原石の在庫不足及び石材商品の入荷遅延等が継続しました。
このような状況の下、石材卸売において新規取引先の開拓と既存取引先への販売促進及び販売価格の見直し等に注力し、石材卸売単価等が前年同期よりも増加しました。また、石材小売において来店客誘致と店舗営業の強化、墓石のリフォーム・メンテナンスの提案及び単価向上施策等に取り組み、石材小売数量及び石材小売単価等が前年同期よりも増加しました。
その結果、売上高は703百万円(前年同期比10.7%増)、営業利益は58百万円(同115.8%増)となりました。
③ 婚礼事業
社会全体でアフターコロナへの移行が進んでいるものの、婚礼の需要減少及び小規模化は依然として継続しました。
このような状況の下、広告宣伝による新規来館への誘致に注力しましたが、ゲストハウス「アニエス郡山」(福島県郡山市)を閉館したこともあり、婚礼施行件数は前年同期よりも減少しました。一方で、婚礼施行の単価向上施策や宴会の受注促進等を強化し、婚礼施行単価及び宴会施行件数等が前年同期よりも増加しました。
その結果、売上高は247百万円(前年同期比5.6%減)、営業損失は21百万円(前年同期は営業損失42百万円)となりました。
④ 生花事業
社会全体でアフターコロナへの移行が進んでいるものの、葬儀の小規模化の継続等に伴い、生花及び生花商品の需要は減少傾向で推移しました。
このような状況の下、葬儀社への生花商品の提案、生花店や葬儀社へのオンラインショップの訴求及び架電・SNSによる情報発信の強化等、新規取引先の開拓と既存取引先への深耕に注力しました。しかしながら、葬祭事業や生花卸売先における業況の影響もあり、生花及び生花商品の卸売数量が前年同期よりも減少しました。
その結果、売上高は103百万円(前年同期比21.9%減)、営業利益は32百万円(同18.7%減)となりました。
⑤ 互助会事業
葬祭事業と連携し、互助会の新規会員募集や葬儀施行後の再加入促進等に注力するとともに、販売費及び一般管理費の圧縮等に努めました。
その結果、売上高は2百万円(前年同期比9.5%減)、営業損失は1百万円(前年同期は営業損失6百万円)となりました。
⑥ その他
棺の卸売数量は減少したものの、オリジナル紙棺「悠舟」や高級棺の販売促進等に注力し、棺の卸売単価が前年同期よりも増加しました。
その結果、売上高は40百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は3百万円(前年同期は営業損失0百万円)となりました。
財政状態の状況は次のとおりであります。
(資産合計)
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は18,798百万円(前連結会計年度末比0.8%増)となりました。
流動資産は5,605百万円(同0.6%増)となりました。これは主に、有価証券が149百万円減少した一方で、現金及び預金が67百万円増加及びその他(未収還付法人税等)が105百万円増加したことによるものです。
固定資産は13,192百万円(同0.9%増)となりました。これは主に、その他(繰延税金資産)が72百万円減少した一方で、供託金が150百万円増加及びその他(機械装置及び運搬具)が43百万円増加したことによるものです。
(負債合計)
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、10,684百万円(前連結会計年度末比1.0%増)となりました。
流動負債は1,506百万円(同8.6%増)となりました。これは主に、その他(未払金)が80百万円減少した一方で、賞与引当金が104百万円増加及びその他(預り金)が112百万円増加したことによるものです。
固定負債は9,178百万円(同0.1%減)となりました。これは主に、長期借入金が9百万円減少したことによるものです。
(純資産合計)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、8,114百万円(前連結会計年度末比0.5%増)となりました。これは主に、利益剰余金が36百万円増加したことによるものです。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
資本の財源及び資金の流動性に係る情報について、前連結会計年度の有価証券報告書「資本の財源及び資金の流動性に係る情報」に記載した内容から重要な変更はありません。
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