【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績
当第1四半期連結累計期間における当社の経営成績は、受注が好調に推移していることにより、売上が大きく伸長しました。
素形材部門では、半導体製造装置向け鋳鋼品、鉱山機械向け鋳鋼品、EV用工作機械向け鋳鉄品の売上が増加したほか、高架橋向け鋳鉄仮設部品を売上げました。エンジニアリング部門では、高速道路等で使用する橋梁部品は保全向けの売上が増加し、建築物用柱脚は物流倉庫向けの売上が増加しました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、3,921百万円(前年同期比40.0%増)となりました。
コストについては、一部のスクラップ価格が下落し、その他資材価格・電力料の値上りも比較的緩やかになっています。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の経常利益は246百万円となり前年同期比で大幅に増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は176百万円となりました。
(2)財政状態
総資産は、売上の伸長に伴う現金及び預金の増加により、前連結会計年度末に比べ増加し22,719百万円となりました。
負債は、好調な生産による資金需要を短期借入金で賄った結果、11,319百万円に増加しました。
純資産は親会社株主に帰属する四半期純利益と配当金の支払により11,400百万円となり、自己資本比率は50.2%となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、72百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。