【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
近年我が国において、少子高齢化や人口減により生産年齢人口が減少する一方、人によるデータ入力に関する外部委託市場は2020年度実績で5,970億円あり、この市場は今後成長していくと予想されております(市場規模は全て「BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)市場の実態と展望 2021-2022(株式会社矢野経済研究所)」より)。企業は、労働者の在宅ワーク導入など働き方改革をこれまで以上に意識した事業運営が求められていることから、社会的なデジタルトランスフォーメーション(DX)推進は加速していくものとみられます。このような市場環境において、当社は、ディープラーニングによる手書き文字認識AIを活用した生産性向上のためのAI-OCRサービス「DX Suite」、および当社の企業理念「世界中の人・物にAIを届け 豊かな未来社会に貢献する」を実現するための製品「Learning Center Vision」(旧称:Learning Center)の開発・提供を進めてまいりました。その結果、売上高および各段階利益については以下の実績となりました。
(売上高)当第2四半期累計期間の売上高は1,792,764千円(前年同期比105.2%)となりました。当第2四半期累計期間における当社及び販売パートナーがそれぞれの顧客へ提供している「DX Suite」利用ライセンスは、2,413件(前年同四半期:1,906件)と増加しており、営業活動による新規契約の獲得により売上高の積上げを進めてまいりました。また、チャーンレート(解約率)も引き続き低水準で推移しております。加えて、第1四半期会計期間に吸収合併を行った株式会社aiforce solutionsの予測・判断AI技術を取り込んだ「Learning Center Forecast」(旧称:AMATERAS RAY)及び非エンジニア人材のAI人材化を加速する「AI Growth Program」(旧称:AMATERAS EDU)の収益貢献が始まっております。売上高のうち、リカーリング型モデル(注1)及びセリング型モデル(注2)の内訳は以下のとおりとなりました。なお、セリング型モデルの売上高が前年同期比95.1%と減少しておりますが、これは当社のリカーリング型モデルの収益を重視するという方針からサービスの料金設計を改訂してきた結果であります。
収益モデル
第7期第2四半期累計期間(自 2021年4月1日
至 2021年9月30日)
第8期第2四半期累計期間(自 2022年4月1日
至 2022年9月30日)
売上高(千円)
前年同期比(%)
売上高(千円)
前年同期比(%)
リカーリング型モデル
1,558,606
97.1
1,655,046
106.2
セリング型モデル
144,848
42.0
137,717
95.1
合計
1,703,454
87.4
1,792,764
105.2
(注)1. リカーリング型:顧客が当社のサービスを利用する限り継続的に計上される収益形態を表します。
2. セリング型:特定の取引毎に計上される収益形態を表します。
(売上原価、売上総利益)当第2四半期累計期間の売上原価は、406,636千円(前年同期比98.4%)となりました。これは、主にサーバ費用が6,798千円減少したこと等によるものです。この結果、売上総利益は1,386,127千円(前年同期比107.4%)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)当第2四半期累計期間の販売費及び一般管理費は1,228,144千円(前年同期比123.8%)となりました。これは、株式会社aiforce solutionsの株式を取得したことにより、のれん償却費が137,063千円発生したこと等によるものであります。この結果、営業利益は157,983千円(前年同期比53.0%)となりました。
(営業外収益、営業外費用、経常利益)当第2四半期累計期間において、営業外費用が10,460千円発生しました。これは、主に短期借入金に係る支払利息5,048千円、為替差損5,359千円が発生したこと等によるものです。この結果、経常利益は147,994千円(前年同期比51.0%)となりました。
(特別損益、四半期純利益)当第2四半期累計期間において特別損益は発生しておらず、法人税、住民税及び事業税を42,139千円、法人税等調整額△19,046千円を計上した結果、四半期純利益は124,901千円(前年同期比65.1%)となりました。
なお、セグメントについては、当社は人工知能事業の単一セグメントであるため、記載しておりません。
(2) 財政状態の状況① 資産当第2四半期会計期間末における流動資産は、前事業年度末に比べて1,511,093千円減少し、3,563,241千円となりました。株式会社aiforce solutionsの株式を取得したこと等により、現金及び預金が1,811,454千円減少したこと、売掛金が35,009千円増加したこと等によるものであります。固定資産は、前事業年度末に比べて1,814,045千円増加し、3,587,981千円となりました。この主な要因は、のれんが1,507,703千円増加したこと等によるものであります。この結果、総資産は、前事業年度末に比べ302,951千円増加し、7,151,222千円となりました。
② 負債当第2四半期会計期間末における流動負債は、前事業年度末に比べて4,148千円増加し、2,118,355千円となりました。この主な増減内訳は、契約負債が28,075千円増加、賞与引当金が20,308千円減少したこと等によるものであります。固定負債は、前事業年度末に比べて38,591千円増加し、41,771千円となりました。この主な増減内訳は、株式給付引当金が25,000千円、長期借入金が14,670千円増加したことによるものです。この結果、総負債は、前事業年度末に比べて42,740千円増加し、2,160,126千円となりました。
③ 純資産当第2四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末に比べて260,211千円増加して4,991,096千円となりました。これは、主に従業員向け株式給付信託制度を導入したことによる自己株式の処分差額から生じた資本剰余金100,380千円、四半期純利益124,901千円を計上したことによるものです。なお、当第2四半期会計期間末における自己資本比率は69.8%となり、前事業年度末に比べ、0.7ポイント増加しております。
(3) 研究開発活動当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は58,345千円であります。
(4) キャッシュ・フローの状況当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は2,607,785千円となり、前事業年度末に比べ1,811,455千円減少いたしました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得た資金は160,659千円(前年同期は411,013千円の使用)となりました。収入の主な内訳は、税引前四半期純利益147,994千円、のれん償却137,063千円、株式給付引当金の増加25,000千円等であります。支出の主な内訳は、その他資産の増加169,786千円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は2,063,680千円(前年同期は174,990千円の使用)となりました。支出の主な内訳は、子会社株式の取得による支出1,642,005千円、無形固定資産の取得による支出289,504千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は20,935千円(前年同期は3,388千円の獲得)となりました。収入の内訳は、株式発行による収入22,008千円によるものであります。支出の内訳は、主に吸収合併を行った株式会社aiforce solutionsの長期借入金42,855千円を返済したことによるものであります。
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