【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①財政状態の状況
前連結会計年度末と比較した当第1四半期連結会計期間末の資産、負債及び純資産の状況は次のとおりです。
資産については、流動資産は、現金及び預金などが減少しましたが、受取手形及び営業未収金などの増加により770百万円増加しました。固定資産は、主に有形固定資産の増加などにより1,127百万円増加しました。これにより資産合計は、前連結会計年度末比1,897百万円増の99,181百万円となりました。
負債については、営業未払金の増加などによって流動負債は811百万円増加しました。固定負債はリース債務を含むその他の増加などにより602百万円増加しました。これにより負債合計は、前連結会計年度末比1,414百万円増の36,440百万円となりました。
純資産については、利益の確保による増加に対し、配当金支払などによる減少があり、前連結会計年度末比483百万円増の62,740百万円となりました。
自己資本比率は、前連結会計年度末比0.4ポイント低下し、58.5%となりました。
②経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2023年4月~6月)における世界経済は、米国では雇用など一部に底堅い動きがみられますが全体として景気は減速傾向にあり、欧州においてもインフレと金融引き締めの影響により景気は停滞しています。中国では不動産市場の低迷、家電、自動車など耐久財の販売が振るわず経済成長は鈍化しています。日本経済は、行動制限の緩和によりサービス業を中心に緩やかに回復がみられましたが、製造業においては世界経済減速の影響などにより輸出を中心に低調に推移しました。
このような事業環境下、3カ年の第5次中計2年目の当期は、引き続き基本方針を「地球と社会にやさしく・最適物流の追求と進化」とし、次の戦略・施策を推進しグローバルにビジネスの拡大を図ってまいります。
①GTB(Get The Business / 市場と商品の拡大):ビジネス領域の拡大。グローバルネットワークの充実。協創・提携体制の拡充。
②GTP(Get The Profit / 間・直の生産性向上):省人化・自働化の推進。戦略投資の拡大と確実な刈取り。DXへチャレンジ。
③GTC(Get The Confidence / サステナビリティの追求):ESG対応の強化、安全・高品質の維持確保。非財務資本の維持・強化。
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は28,833百万円(前年同期比 3.6%減)、営業利益は1,419百万円(同24.2%減)、経常利益は1,830百万円(同 26.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,032百万円(同 28.4%減)となりました。
<セグメントの概況>
① 電子部品物流事業
当事業の主要顧客である電子部品業界においては、半導体などの部品供給不足が緩和に向かい車載関連の生産は回復傾向となりましたが、需要が低迷しているパソコン、スマートフォンなどの情報通信機器関連の生産は低調に推移しました。
当第1四半期連結累計期間においては、貨物取扱量の減少などにより売上高は減少しましたが、これを挽回すべく新規顧客への拡販に注力しました。また、コスト面では生産性向上による削減に取り組んでいます。しかしながら、荷動きの停滞に伴う効率悪化、インフレによるコスト増加などの影響により減益となりました。
当セグメントの業績は、売上高15,475百万円(前年同期比 10.4%減)、営業利益885百万円(同 26.9%減)となりました。
② 商品販売事業
商品販売事業では、電子部品に関連する包装資材・成形材料・電子デバイスの販売を行っています。当社では、調達と物流を一元化した電子デバイスの調達代行の提案、物流改善を意識した包装資材の提案を特長としております。
当第1四半期連結累計期間におきましては、北米向けの車載関連で電子デバイスの販売が増加したことから、売上高が増加しました。利益については、原価率上昇などの影響により減益となりました。
当セグメントの業績は、売上高6,198百万円(前年同期比 8.4%増)、営業利益187百万円(同 20.4%減)となりました。
③ 消費物流事業
消費物流分野では、宅配サービスや通販ビジネスの成長に伴って需要が拡大している一方、ドライバーを始めとする人材確保・育成が、業界全体の課題となっています。
このような事業環境下、当社グループで消費物流を担う㈱流通サービスは、消費物流の川上にあたる企業間物流の取り込み、メディカル・化粧品などの商品センター業務の拡大、生協宅配ビジネスの拡大に取り組んでおります。
当第1四半期連結累計期間においては、EC通販関連の荷動きが堅調に推移したことなどにより売上高は増加しました。利益については、支払運賃、賃借料、光熱費などのコスト増加要因があり減益となりました。
当セグメントの業績は、売上高7,159百万円(前年同期比 3.4%増)、営業利益346百万円(同 18.7%減)となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
