【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の経済環境につきましては、ウクライナ情勢の長期化による影響などから先行き不透明な状況が続いているものの、経済活動の制限緩和や正常化が進んだことにより、緩やかな回復基調で推移いたしました。当社グループの主要なお客さまであるエレクトロニクス製造業、自動車関連・産業機器製造業におきましては、設備投資全体は底堅く推移しており、IT投資も活発な状況が続いております。
このような中にあって、当第2四半期連結累計期間の売上高は、161億3百万円(前年同期比 7.5%増)となり、前期に続き、上半期として過去最高となりました。特に、日本や欧州においてデータ管理システムDSシリーズが堅調に推移したことや国内子会社のネットワークセキュリティ関連製品の販売が好調だったことから、ITソリューションの売上が大きく伸びました。
利益面につきましては、営業活動の活発化や開発投資の拡大などによりコストが増加したものの、売上が伸長したことから、営業利益18億9千2百万円(前年同期比 2.2%増)、経常利益20億9千3百万円(前年同期比 7.1%増)となり、2期連続で過去最高を更新いたしました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億1千4百万円(前年同期比 4.3%増)と増益となりました。
報告セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
・日本
ITソリューション及びクライアントサービスの売上が順調に推移したことなどから、売上高は116億9千2百万円(前年同期比 4.7%増)となりました。営業利益につきましては、営業活動の活発化などによる営業費用の増加により13億8千1百万円(前年同期比 1.5%減)となりました。
・欧州
ワイヤハーネスの設計システム「E3.series」を中心に回路設計ソリューションの売上が増加したことなどから、売上高は35億8千万円(前年同期比 17.2%増)となり、営業利益につきましては、売上高の増加などにより3億8百万円(前年同期比 130.9%増)となり、前年同期に比べて大幅に伸長いたしました。
・米国
クライアントサービスの売上が堅調に推移したことなどから、売上高は13億5千2百万円(前年同期比 20.0%増)となりましたが、営業損益につきましては、研究開発費の増加などから営業損失1千万円(前年同期 営業利益8千8百万円)となりました。
・アジア
韓国で基板設計ソリューション及びITソリューションの売上が減少したことなどにより、売上高は7億3千7百万円(前年同期比 7.5%減)となりました。営業利益につきましては、売上高の減少などから1億8千1百万円(前年同期比 20.3%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2億4千2百万円増加し、271億4千2百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、6億4千4百万円(前年同期比 33億3千3百万円減)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益の計上20億9千3百万円(前年同期比 1億3千8百万円増)や売上債権の減少12億2千7百万円(前年同期比 9億4千9百万円減)などの収入要因と、仕入債務の減少7億8千5百万円(前年同期比 3億4千6百万円増)や法人税等の支払額26億7千8百万円(前年同期比 19億3千万円増)などの支出要因との差引合計によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、3億1千2百万円(前年同期比 1億5千5百万円減)となりました。これは主に固定資産の取得による支出5億9百万円(前年同期比 1億9千1百万円増)などの支出要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、5億2千8百万円(前年同期比 1億6千2百万円増)となりました。これは主に配当金の支払いによるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は22億2千1百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間末における当社グループの資金(現金及び現金同等物)残高は、前連結会計年度末より2億4千2百万円増加して271億4千2百万円となり、当社グループの流動性は十分な水準にあると考えられます。また、財務状態につきましては、流動比率は299.9%、自己資本比率は66.8%であり、健全な財務状態であると認識しております。
将来の事業活動に必要な運転資金及び設備投資資金につきましては、営業活動により得られた資金及び内部資金より調達しております。また、資金の運用につきましては、信用リスク、金利等を考慮し、安全性を第一と考え、元本割れの可能性が極めて低いと思われる金融商品で行っております。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、設計・製造の効率化という課題の解決に向けたソリューションビジネスを展開しております。エレクトロニクス、自動車関連及び産業機器製造業を主要な市場とするほか、ソリューションを拡充し、設計・製造プロセス全体の最適化を提供していくこと等により、新たな市場、技術領域への取り組みを積極的に展開し、事業基盤のさらなる拡大を図っております。そのため、各種ソリューションの開発・強化の進捗やその品質・信用性の向上、エレクトロニクス、自動車関連及び産業機器を中心に製造業における設備投資の動向、さらには有力企業や関連会社との良好な協業・連携の維持といった要因が経営成績に重要な影響を与えるものと思われます。
(8) 今後の見通し
今後の経済環境につきましては、ウクライナ情勢の長期化などにより、先行き不透明な状況は続いていくものと思われます。
このような中にあって、当社グループは、お客さまの次世代のモノづくりに貢献する最適なソリューションを提供し、さらなる企業価値の向上に努めてまいります。
