【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響があったものの行動制限の緩和などにより経済活動の正常化が進み、景気回復の兆しが見られました。一方でロシアによるウクライナ侵攻に端を発する燃料価格および原材料価格の高騰、各国での金融引き締めによる為替変動や景気への下押しリスクなど、依然として先行きは不透明な状況となっております。このような状況の下、当社グループが属する不動産業界では、低金利環境下における良好な資金調達環境を背景として、投資家による物件取得意欲は依然高い状況にあり、不動産市場は底堅く推移いたしました。また、当社が注力するホテル関連分野の市場におきましては、コロナの影響の縮小による国内旅行者の増加や、訪日外国人旅行者の入国制限が一部解除されるなど、一時的な回復は見せたものの、国内のコロナ感染者の増加や、かつては最大の訪日外国人旅行者であった中国からの旅行者の訪日が、中国本土でのロックダウンが継続していることにより完全に途絶えている状況であり、依然として安定した回復の見通しが立っていない厳しい状況が続いております。その一方、政府が実施する全国を対象とした観光需要喚起策である全国旅行支援(全国旅行割)などによる観光需要の回復等、第3四半期以降の会計期間においては明るい兆しも見え始めております。このような状況下において、当社グループでは、創業からの主事業でありました「不動産事業」に加え、ホテル・宿泊施設等の運営、支援、開発等の事業を行う「ホテル運営事業」に軸足を置き、事業の整備と成長のための投資を進めてまいりました。その他、当社の連結子会社である株式会社大多喜ハーブガーデンで同施設の運営や卸売販売等を行う「その他事業」について、それぞれ注力してまいりました。この結果、売上高は290,346千円(前年同四半期比86.1%減)、営業損失は214,224千円(前年同四半期は営業利益381,941千円)、経常損失は208,594千円(前年同四半期は経常利益376,651千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は208,714千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益308,802千円)となりました。セグメントの業績は、次のとおりであります。なお、第1四半期連結会計期間より、セグメントを従来の「プリンシパルインベストメント事業」「ソリューション事業」から、「不動産事業」「ホテル運営事業」に変更しております。このため、前第2四半期連結累計期間との比較については、セグメント変更後の数値に組み替えて比較を行っております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
(不動産事業)不動産事業につきましては、当第2四半期連結累計期間において、主にプロパティマネジメントに注力しましたが、販売用不動産の売上が大きく減少した結果、売上高は123,722千円(前年同四半期比93.7%減)、セグメント利益(営業利益)は7,878千円(前年同四半期比98.6%減)となりました。
(ホテル運営事業) ホテル運営事業につきましては、自社ブランド、グローバルホテルブランドのサードパーティオペレーターとして、ホテル運営受託の獲得を目指し、賃貸借によるホテル経営、コンサルティング等に注力しましたが、観光需要が安定した回復に至っていない状況のため、売上高は53,147千円(前年同四半期比187.1%増)、セグメント損失(営業損失)は77,728千円(前年同四半期は21,221千円の営業損失)となりました。
(その他)連結子会社の大多喜ハーブガーデンが運営するハーブガーデンにつきましては、SNSによる集客や、国内における観光需要の回復を取り込む施策が奏功し、ハーブガーデン事業の売上高は、コロナ前の水準を上回り順調に推移しましたが、設備投資や、修繕に関する費用が膨らんだ結果、売上高は113,476千円(前年同四半期比7.5%増)、セグメント損失(営業損失)は18,935千円(前年同四半期は11,645千円の営業損失)となりました。
(2) 財政状態の分析当第2四半期連結会計期間末の資産につきましては、流動資産は前連結会計年度末に比べ349,282千円減少し1,387,554千円となりました。これは主として、現金及び預金が485,181千円減少したこと等によるものです。固定資産は前連結会計年度末と比べ39,113千円増加し159,040千円となりました。これは主として、有形固定資産が39,499千円増加したこと等によるものです。繰延資産は、開業費が52,615千円増加し、58,346千円となりました。この結果、資産合計は前連結会計年度末と比べ257,741千円減少し、1,604,941千円となりました。当第2四半期連結会計期間末の負債につきましては、流動負債は前連結会計年度末と比べ23,780千円減少し306,300千円となりました。これは主として、未払法人税等が38,158千円減少したこと等によるものです。固定負債は前連結会計年度末に比べ22,243千円減少し328,280千円となりました。この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ46,023千円減少し、634,581千円となりました。当第2四半期連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ211,718千円減少し、970,360千円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、748,777千円となりました。また、当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果使用した資金は353,979千円(前年同四半期は1,583,199千円の獲得)となりました。これは主として、税金等調整前四半期純損失207,794千円の計上及びその他の資産の増加120,339千円があったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は104,670千円(前年同四半期は124千円の使用)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出44,908千円及び開業費の取得による支出57,919千円があったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は28,325千円(前年同四半期は999,238千円の使用)となりました。これは主として、長期借入金の返済による支出28,155千円があったこと等によるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動該当事項はありません。
