【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 財政状態
当第3四半期連結会計期間末における資産総額は、前連結会計年度末に比べ、1,461百万円増加し、77,146百万円となりました。これは、有価証券が2,200百万円、現金及び預金が892百万円それぞれ減少したものの、原材料及び貯蔵品が1,915百万円、商品及び製品が955百万円、受取手形及び売掛金が690百万円、有形固定資産のその他が628百万円それぞれ増加したこと等によるものです。
負債総額は、前連結会計年度末に比べ、2,328百万円減少し、10,388百万円となりました。これは、未払法人税等が1,628百万円、賞与引当金758百万円がそれぞれ減少したこと等によるものです。
また、純資産は前連結会計年度末に比べ、3,790百万円増加し、66,757百万円となりました。これは、資本剰余金が1,840百万円減少したものの、利益剰余金が2,533百万円増加したこと、自己株式の残高が2,340百万円減少したこと等によるものです。
② 経営成績
当第3四半期連結累計期間の当社グループを取り巻く環境は、新型コロナウイルスの世界経済への影響が長引き、国際情勢の悪化を背景にした資源・エネルギー価格の高騰による物価上昇が継続しました。欧米の連続的な大幅利上げに伴い世界的な景気後退懸念が高まり、世界経済の不透明感は強まりました。また、日本においては12月の日本銀行の長期金利変動幅拡大を契機として夏以降の急激な円安基調に変化が見られています。
世界半導体市場は、第3四半期に入り、PC、スマートフォン及びサーバー市場の低迷に伴いロジック、メモリデバイスともに急激な生産及び在庫の調整が見られ、当社製品の主要用途先である先端半導体も影響を受け始めております。一方で、シリコンウェハーは第3四半期に入り小口径ウェハーの生産調整が始まったものの概して高い稼働が続きました。
こうした状況下、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高45,216百万円(前年同期比17.0%増)、営業利益11,246百万円(前年同期比18.7%増)、経常利益11,559百万円(前年同期比18.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益8,523百万円(前年同期比17.2%増)となりました。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
日本につきましては、売上高は27,629百万円(前年同期比14.7%増)、セグメント利益(営業利益)は9,925百万円(前年同期比16.2%増)となりましたが、半導体市場の調整を受け、第3四半期における販売の伸び率(対前年同期)は鈍化しております。
北米につきましては、売上高は6,102百万円(前年同期比31.0%増)、セグメント利益(営業利益)は製品構成の良化と為替の影響もあり858百万円(前年同期比79.9%増)となりましたが、半導体市場の調整を受け、第3四半期における販売の伸び率(対前年同期)は現地通貨ベースにおいて鈍化しております。
アジアにつきましては、売上高は10,000百万円(前年同期比15.7%増)、セグメント利益(営業利益)は製品構成の良化と為替の影響もあり2,507百万円(前年同期比25.7%増)となりましたが、半導体市場及びHDD(ハードディスクドライブ)市場の調整を受け、第3四半期の販売の伸び率(対前年同期)は減少に転じました。
欧州につきましては、売上高は1,483百万円(前年同期比17.6%増)、セグメント利益(営業利益)は145百万円(前年同期比2.2%増)となりましたが、半導体市場の調整を受け、第3四半期の販売の伸び率(対前年同期)は鈍化しております。
主な用途別売上の実績は、次のとおりであります。
シリコンウェハー向け製品につきましては、ラッピング材の売上高は5,355百万円(前年同期比14.1%増)、ポリシング材の売上高は10,432百万円(前年同期比15.0%増)となりましたが、小口径ウェハーの生産調整を受け、第3四半期の販売の伸び率(対前年同期)は鈍化しております。
CMP向け製品につきましては、売上高は22,538百万円(前年同期比22.2%増)となりましたが、半導体市場の調整を受け、ロジック、メモリ向けともにアジアでの販売の減少が響き、第3四半期の販売の伸び率(対前年同期)は大きく減速しております。
ハードディスク向け製品につきましては、売上高は1,102百万円(前年同期比14.2%減)となり、第3四半期以降のHDD(ハードディスクドライブ)市場の急激な生産及び在庫の調整を受けております。
一般工業用研磨材につきましては、売上高は3,599百万円(前年同期比10.1%増)となりました。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 企業価値向上のための課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの企業価値向上のための課題について重要な変更はありません。
(5) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は、3,369百万円であります。なお、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(8) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの必要な運転資金及び設備資金の財源につきましては、自己資金を基本としております。また、当第3四半期連結会計期間末の流動比率は651.3%であり、十分な流動性を確保しているものと認識しております。
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