【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 財政状態
当第2四半期連結会計期間末における資産総額は、前連結会計年度末に比べ、6,498百万円増加し、82,183百万円となりました。これは、有価証券が1,900百万円減少したものの、受取手形及び売掛金が2,680百万円、現金及び預金が1,884百万円、原材料及び貯蔵品が1,310百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
負債総額は、前連結会計年度末に比べ、512百万円増加し、13,229百万円となりました。これは、株式給付引当金が781百万円減少したものの、賞与引当金が679百万円、買掛金が412百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
また、純資産は前連結会計年度末に比べ、5,986百万円増加し、68,953百万円となりました。これは、資本剰余金が1,840百万円減少したものの、自己株式の残高が3,068百万円減少したこと及び利益剰余金が2,945百万円、為替換算調整勘定が1,870百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
② 経営成績
当第2四半期連結累計期間の当社グループを取り巻く環境は、新型コロナウイルスの世界経済への影響が長引き、国際情勢の悪化を背景にした資源・エネルギー価格の高騰による物価上昇が継続しました。米国の連続的な大幅利上げや、欧州のゼロ金利政策からの転換に伴い世界的な景気後退懸念が高まり、世界経済の不透明感は強まりました。
世界半導体市場は、PC及びスマートフォン市場の落ち込みに伴いロジック、メモリデバイスともに需要は軟化し、在庫の増加が見られました。一方で、当社製品の主要用途先である先端半導体においては引き続き高い稼働が続きました。
こうした状況下、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高31,097百万円(前年同期比23.0%増)、営業利益7,819百万円(前年同期比27.0%増)、経常利益8,293百万円(前年同期比30.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益6,155百万円(前年同期比28.1%増)となりました。
なお、2022年2月20日に、当社及び当社の子会社であるFUJIMI TAIWAN LIMITEDは、第三者からの不正アクセスを伴うサイバー攻撃を受けシステム障害が発生し、一部の生産と出荷を見合わせ、2022年3月期決算の発表に遅れが生じ、また、2023年3月期第1四半期決算の発表にも影響いたしました。
その後、社内に不正アクセス対策本部を立ち上げ調査・対策・復旧に取り組んでまいりました結果、社内システムにつきましては本年8月以降本格稼働しております。
当社グループは、更なるセキュリティ強化策を推進してまいります。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
日本につきましては、最先端半導体デバイス向けCMP製品及びシリコンウェハー向け製品の販売が増加したことにより、売上高は18,635百万円(前年同期比18.2%増)、セグメント利益(営業利益)は6,879百万円(前年同期比23.8%増)となりました。
北米につきましては、CMP製品及びシリコンウェハー向け製品の販売が増加したことにより、売上高は4,118百万円(前年同期比30.6%増)、セグメント利益(営業利益)は売上増加に加え製品構成の良化と為替の影響もあり606百万円(前年同期比74.3%増)となりました。
アジアにつきましては、最先端ロジックデバイス向けCMP製品の販売が好調に推移したことから、売上高は7,331百万円(前年同期比32.4%増)、セグメント利益(営業利益)は売上増加に加え製品構成の良化と為替の影響もあり1,911百万円(前年同期比55.9%増)となりました。
欧州につきましては、CMP製品及びシリコンウェハー向け製品の販売が増加したことにより、売上高は1,011百万円(前年同期比21.1%増)、セグメント利益(営業利益)は94百万円(前年同期比1.6%増)となりました。
主な用途別売上の実績は、次のとおりであります。
シリコンウェハー向け製品につきましては、半導体業界の高い稼働に支えられ、ラッピング材の売上高は3,538百万円(前年同期比18.5%増)、ポリシング材の売上高は7,013百万円(前年同期比16.7%増)となりました。
CMP向け製品につきましては、ロジック、メモリ向けともに需要が好調に推移したことに加え為替の影響もあり、売上高は15,771百万円(前年同期比29.8%増)となりました。
ハードディスク向け製品につきましては、SSD(ソリッドステート・ドライブ)への置き換えが進むも、サーバー向けHDD(ハードディスクドライブ)の需要増加に加え為替の影響もあり、売上高は1,002百万円(前年同期比26.8%増)となりました。
一般工業用研磨材につきましては、自動車及び産業機械向け需要の回復もみられ、売上高は2,338百万円(前年同期比9.2%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ、1,223百万円増加し、35,626百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前年同四半期連結累計期間(以下、前年同期)に比べて1,719百万円減少し、2,811百万円の収入となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益が増加したものの、棚卸資産が増加したこと、法人税等の支払額が増加したこと及び株式給付引当金が減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、前年同期に比べて65百万円減少し、38百万円となりました。これは主に、有価証券の償還による収入が増加したものの、投資有価証券の取得による支出があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、前年同期に比べて913百万円増加し、2,573百万円となりました。これは主に、配当金の支払額が増加したことによるものであります。
(3) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、前年同期に比べて販売の実績が著しく増加しております。詳細につきましては、「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)財政状態及び経営成績の状況 ②経営成績」に記載のとおりであります。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6) 企業価値向上のための課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの企業価値向上のための課題について重要な変更はありません。
(7) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(8) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は、2,286百万円であります。なお、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(9) 経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(10)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの必要な運転資金及び設備資金の財源につきましては、自己資金を基本としております。また、当第2四半期連結会計期間末の流動比率は527.5%であり、十分な流動性を確保しているものと認識しております。
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