【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症第7波の到来による感染者の急増はありましたが、以前のような経済社会活動の制限がなされることはなく、景気は緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、ウクライナ情勢の長期化を背景としたエネルギー価格の上昇、また為替の円安基調等の影響による消費者物価の高騰もあり、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
介護業界におきましては、今後も高齢者人口は増加していき、これに伴い高齢者単独世帯も増加し、介護サービスに対する需要拡大が見込まれます。一方で、異業種からの新規参入により競争が激しさを増しています。加えて、介護職における雇用情勢につきましては、2022年9月の有効求人倍率は3.78倍(全国平均・常用(パート含む))と全職種平均の1.20倍を大きく上回り、介護職員の確保は引き続き課題となっているなど、当業界を取り巻く環境は厳しさを増しております。
そのような状況のなか、当社グループは、「高齢者生活サービスを中心として、お客様お一人おひとりの価値観を大切にし、お客様にあった魅力的な生活を提案する」という企業理念を掲げ、開設エリアのお客様のニーズに応じた価格設定及びお客様にとって魅力的な介護サービスの提供を通じて競争優位性の確保に向けた取り組みを進めてまいりました。
また、より良い人材の確保及び定着に向け、処遇改善を行うとともに、従業員それぞれがライフスタイルに応じて働けるよう、働き方の選択肢を増やしました。また、ホーム運営における人員配置の適正化やIT機器の導入等による業務効率化も進めております。今後とも当社グループは、お客様へより質の高いサービスが提供できるよう、従業員が働きやすい職場環境づくりに邁進してまいります。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、介護事業におきまして、新型コロナウイルス第7波の到来による感染者増加の影響はあったものの、行動制限がかからなかったこともあり、既存ホームの入居率は改善し、新しいホームの入居も順調に進みました。引き続き光熱費など物価の高騰による影響は継続しているものの、想定を大きく上回るほどではなく、業績は計画を上回るペースで推移し、前期比較におきましても順調に増収増益を達成することができました。
なお、当第1四半期連結累計期間におけるホームの運営状況につきましては、運営ホーム数の合計は78ホーム、居室数は5,306室(連結子会社である株式会社ライクの4ホーム、410室を含む)であります。当社ホームの入居状況につきましては、ホーム開設から2年を経過した既存ホームにおける平均入居率(※)96.0%(前年同期95.6%)と高い入居率を維持しており、開設2年未満のホームの入居につきましても着実に進んでおります。
(※)より正確な情報開示のため、前連結会計年度までの入居率の算定方法を変更し、ホームごとに開設月からの期間をカウントし、24ヶ月(2年)を経過したホームを既存ホームとして入居率の算定対象としております(前連結会計年度までは会社の期を基準に算定しておりました)。
また、2021年11月に連結子会社化した株式会社ライクの4ホームの平均入居率は87.7%(買収当初の2022年6月期第2四半期累計期間の平均入居率は74.5%)となっております。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は7,352百万円(前年同期比22.8%増)、営業利益は491百万円(同22.3%増)、経常利益は559百万円(同40.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は362百万円(同37.9%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①介護事業
介護事業の当第1四半期連結累計期間の売上高7,061百万円(前年同期比22.9%増)、セグメント利益は759
百万円(同26.4%増)となりました。
なお、ホームの新規開設の状況は、介護ニーズの伸長が見込まれる首都圏の都市部において、高級住宅地を中心に、アッパーミドル~富裕層をターゲットとした高価格帯ブランド「チャームプレミア(グラン)」シリーズを開設するとともに、「チャーム」シリーズ、「チャームスイート」シリーズの開設も行い、バランスの取れた積極的な新規開設を進めております。
当連結会計年度における新規開設(予定を含む)の状況は以下のとおりです。
案件
所在
居室数
開設年月日
チャーム東伏見
東京都西東京市
73室
2022年9月
チャームプレミア グラン 池田山
東京都品川区
30室
2022年9月
チャームプレミア グラン 御殿山弐番館
東京都品川区
37室
2022年11月
チャームスイート世田谷上馬
東京都世田谷区
55室
2022年12月(予定)
チャームプレミア御殿山参番館
東京都品川区
60室
2023年2月(予定)
チャームスイート荻窪
東京都杉並区
48室
2022年2月(予定)
チャームスイート清澄白河
東京都江東区
100室
2023年4月(予定)
チャームスイート四谷
東京都新宿区
67室
2023年6月(予定)
合計8ホーム(首都圏8ホーム)
470室
②その他事業
その他事業として、人材派遣、人材紹介、訪問看護等の事業に加え、主にヘルスケア物件を対象とした不動産開発事業及びその他の不動産事業があります。当第1四半期連結累計期間におきましては、人材派遣事業は、新型コロナウイルス感染症第7波により派遣スタッフの感染者数増加により影響を受けましたが、すでに感染は落ち着き回復してきております。また、不動産事業につきましては、当第1四半期連結累計期間に開発物件の売却はありませんでしたが、当連結会計年度の下半期には複数の物件売却を予定しております。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は367百万円(前年同期比28.4%増)、セグメント利益は△30百万円(前年同期は3百万円の利益)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
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