【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化しているものの、行動制限が解除され、景気は緩やかな持ち直しを見せました。一方、ロシアによるウクライナ侵攻が続いていることによる資源不足や価格の高騰、また円安の影響も続いており、先行きは極めて不透明な状況となっております。
当社グループの主要な事業であります物流関連業界におきましては、経済活動の回復に伴い、貨物輸送量は増加すると期待しておりましたが、個人向けの宅配貨物は増加傾向となったものの、特積み貨物や貸切貨物の輸送量は、資源不足やあらゆる商品の価格高騰により、購買意欲が低下したこと等の影響もあり、低調に推移いたしました。また、原油価格の高騰が続いている事で軽油単価は高値が続き、さらに、ドライバー不足や労働時間規制への対応等の課題も多く、当社グループを取り巻く経営環境は非常に厳しい状況が続いております。
このような厳しい環境の変化の中で、当社グループは、本年度を初年度とする中期経営計画(テーマ:「ありがとう創造計画」)を新たに策定し、スタートいたしました。その取り組みとして、昨年9月には、東北地区での家電配送・設置業務を委託しておりました㈱クリエイトの全株式を取得し子会社化いたしました。また、グループ基盤の強化に向け、ホールディングス体制の充実を目指すべく検討を進める等、経営目標達成と企業価値の向上に向けて、グループ一丸となって取り組んでまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、営業収益364億5百万円(前年同期比0.5%減)、営業利益8億17百万円(前年同期比26.7%減)、経常利益9億52百万円(前年同期比21.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益6億33百万円(前年同期比23.0%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
[物流関連事業]
物流関連事業の主な事業収益は、貨物自動車運送事業、倉庫業、自動車整備事業、情報処理サービス業、損害保険代理業等があります。主なサービス部門として「輸送サービス」「物流サービス」「ホームサービス」があります。
トラックによる企業間輸送を主とする輸送サービス部門では、貨物輸送量の確保に努めるとともに、燃料サーチャージの収受、運賃の是正交渉も推し進めました。しかしながら、食料品や日用雑貨品等、生活関連商品の値上げが続いていることへの不安感から購買意欲が向上せず、年末商戦も盛り上がりに欠けました。さらに、第2四半期までは好調であった貸切輸送量も減少傾向となった事もあり、全体の貨物輸送量は低調に推移いたしました。加えて、長距離貨物の減少により、配送単価は減少傾向が続いた事の影響もあり、減収となりました。
商品保管や物流加工を行う物流サービス部門では、飲料関連商品の保管貨物量が低調に推移いたしましたが、海上コンテナの動きが回復傾向にあった事や、㈱スリーエス物流の新物流センターの増床効果に加え、菓子類の取扱量が順調に推移したこともあり、物流サービス部門全体で、増収となりました。
家電配送・設置業務や大型貨物の個人宅配を行うホームサービス部門では、昨年3月に㈱エスラインギフ戸田支店を家電業務のセンターへリニューアルオープンし、関東圏における配送網の強化を図りましたが、家電量販店の販売不振が続いたことで、低調な状況が続きました。一方、昨年9月に家電配送・設置業務を行う㈱クリエイトを子会社化した事で、東北地区の配送エリアを拡大いたしました。引越しサービスにおきましては、特にオフィスの引っ越し需要が伸びず低調でしたが、ホームサービス部門全体では、増収となりました。
経費面では、あらゆる経費の削減と生産性の向上に継続的に取り組んでまいりました。加えて、各種求人媒体を利用し、ドライバーの求人活動に注力し、外部委託分の自社化を進めました。しかしながら、必要人員のドライバー確保には至らず、さらに、職場内で新型コロナウイルス感染が増加した事もあり、外部委託費が増加いたしました。
この結果、物流関連事業の営業収益は358億25百万円(前年同期比0.5%減)、セグメント利益(営業利益)は10億77百万円(前年同期比19.9%減)となりました。
[不動産関連事業]
不動産関連事業におきましては、当社グループ各社にて保有している不動産の有効活用を図るために、外部への賃貸事業を営んでまいりました。
この結果、不動産関連事業の営業収益は3億36百万円(前年同期比0.0%増)、セグメント利益(営業利益)は1億93百万円(前年同期比7.4%増)となりました。
[その他]
主に、旅客自動車運送事業および売電事業を営んでおります。旅客自動車運送事業におきましては、クラブ・サークル活動等の遠征や冠婚葬祭時の送迎業務が、一部回復いたしましたが、業務に伴う燃料費や人件費も増加いたしました。
また、売電事業におきましては、㈱エスラインギフの名古屋第1・第2センター、豊橋支店、豊田支店、豊田センターおよび㈱スリーエス物流の本社第1センターの計6か所で発電を行っております。(総発電量1,333.96kW)
この結果、その他事業の営業収益は2億43百万円(前年同期比0.6%増)、セグメント利益(営業利益)は34百万円(前年同期比26.9%減)となりました。
財政状態につきましては、当第3四半期連結会計期間末の連結資産合計は412億83百万円となり、前連結会計年度末比3億60百万円減少しております。この主な要因は、減価償却による有形固定資産の減少によるものであります。
また、連結負債合計は153億37百万円となり、前連結会計年度末比6億45百万円減少しております。この主な要因は、借入金の返済によるものであります。
連結純資産合計は259億45百万円となり、前連結会計年度末比2億84百万円増加しております。この主な要因は、利益剰余金の増加によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
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