【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況当第1四半期連結累計期間における日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は、232万6千台と、前年同四半期連結累計期間に比べて31万3千台(15.5%)の増加となりました。日本での販売台数については、53万2千台と、前年同四半期連結累計期間に比べて12万9千台(32.0%)の増加となりました。海外においても、179万4千台と、前年同四半期連結累計期間に比べて18万4千台(11.4%)の増加となりました。当第1四半期連結累計期間の業績については、次のとおりです。
営業収益
10兆5,468億円
(
前年同期比増減
2兆557億円
(24.2%)
)
営業利益
1兆1,209億円
(
前年同期比増減
5,422億円
(93.7%)
)
税引前四半期利益
1兆7,205億円
(
前年同期比増減
6,988億円
(68.4%)
)
親会社の所有者に帰属する四半期利益
1兆3,113億円
(
前年同期比増減
5,745億円
(78.0%)
)
なお、営業利益の主な増減要因は、次のとおりです。
営業面の努力
6,000億円
為替変動の影響
1,150億円
原価改善の努力
△1,550億円
諸経費の増減・低減努力
△700億円
その他
522億円
事業別セグメントの業績は、次のとおりです。
a.自動車事業営業収益は9兆6,879億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1兆9,678億円(25.5%)の増収となり、営業利益は9,456億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて4,963億円(110.5%)の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力などによるものです。
b.金融事業営業収益は7,751億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1,230億円(18.9%)の増収となり、営業利益は1,472億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて327億円(28.6%)の増益となりました。営業利益の増益は、米国の販売金融子会社において、金利スワップ取引などの時価評価による評価益が計上されたことなどによるものです。
c.その他の事業営業収益は3,064億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて440億円(16.8%)の増収となり、営業利益は402億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて218億円(118.9%)の増益となりました。
所在地別の業績は、次のとおりです。
a.日本営業収益は5兆1,055億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1兆2,057億円(30.9%)の増収となり、営業利益は7,019億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて3,651億円(108.4%)の増益となりました。営業利益の増益は、生産および販売台数の増加ならびに為替変動の影響などによるものです。
b.北米営業収益は4兆920億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて7,421億円(22.2%)の増収となり、営業利益は1,196億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1,050億円(719.6%)の増益となりました。営業利益の増益は、米国の販売金融子会社において、金利スワップ取引などの時価評価による評価益が計上されたことならびに生産および販売台数の増加などによるものです。
c.欧州営業収益は1兆2,990億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて3,260億円(33.5%)の増収となり、営業利益は830億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて634億円(323.7%)の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力などによるものです。
d.アジア営業収益は1兆9,645億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1,689億円(9.4%)の増収となりましたが、営業利益は1,862億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて265億円(12.5%)の減益となりました。営業利益の減益は、為替変動の影響および資材高騰の影響などによるものです。
e.その他の地域(中南米、オセアニア、アフリカ、中東)営業収益は1兆246億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1,959億円(23.6%)の増収となり、営業利益は854億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて395億円(86.3%)の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力などによるものです。
②財政状態の状況当第1四半期連結会計期間末における財政状態については、次のとおりです。総資産は80兆1,312億円と、前連結会計年度末に比べて5兆8,280億円(7.8%)の増加となりました。負債は48兆8,568億円と、前連結会計年度末に比べて3兆8,178億円(8.5%)の増加となりました。資本は31兆2,744億円と、前連結会計年度末に比べて2兆101億円(6.9%)の増加となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は7兆9,064億円と、前連結会計年度末に比べて3,894億円(5.2%)の増加となりました。当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況と、前年同四半期連結累計期間に対するキャッシュ・フローの増減は、次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フロー当第1四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、1兆3,582億円の資金の増加となり、前年同四半期連結累計期間が7,640億円の増加であったことに比べて、5,941億円の増加となりました。
投資活動によるキャッシュ・フロー当第1四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、1兆1,170億円の資金の減少となり、前年同四半期連結累計期間が4,509億円の減少であったことに比べて、6,661億円の減少となりました。 財務活動によるキャッシュ・フロー当第1四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、928億円の資金の減少となり、前年同四半期連結累計期間が737億円の減少であったことに比べて、191億円の減少となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第1四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動当第1四半期連結累計期間における当社および連結子会社の研究開発支出は2,948億円です。また、要約四半期連結損益計算書に計上している研究開発費は2,940億円です。
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