【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が収束に向かうなか、緩やかに回復しているものの、ウクライナ情勢の長期化による資源・原材料価格の高騰など、依然として不透明な状況が続いております。
当建設業界においては、インフレ等による建設資材の高騰や品薄により、引き続き厳しい環境が続いております。
このような情勢のなか、当社グループは、中期経営計画「Challenges for the future(2020年度~2024年度)の目標達成を目指して営業活動を展開した結果、当社グループの当第1四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は、以下の通りとなりました。
①財政状態
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、「受取手形、完成工事未収入金及び契約資産」が増加したことなどにより、前連結会計年度末比985百万円増の46,610百万円となりました。
負債合計は、「電子記録債務」が増加したことなどにより、前連結会計年度末比886百万円増の24,975百万円となりました。
純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上及びその他有価証券評価差額金の増加などにより、前連結会計年度末比99百万円増の21,635百万円となりました。
②経営成績
当社グループの当第1四半期連結累計期間の経営成績は、受注高は32,730百万円(前年同期比21.2%増)、売上高は17,353百万円(前年同期比7.6%減)、繰越工事高は101,904百万円(前年度末比18.8%増)、営業利益は274百万円(前年同期比20.3%増)、経常利益は319百万円(前年同期比28.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は203百万円(前年同期比9.9%増)となりました。
なお、当社グループは単一の報告セグメントのためセグメント情報の記載は行っておりません。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費は24百万円でありました。また、研究開発活動の状況について重要な変更はありません。