【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の第7波流行とされる感染者数の急増がありましたが、行動制限の緩和等から社会経済活動の正常化が進み、景気は持ち直しの動きが見られました。しかしながら、ウクライナ情勢の深刻化や急速な円安の進行による原材料価格の高騰等から、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
臨床検査薬業界においては、感染再拡大に伴い新型コロナウイルス検査市場が急速に伸長する一方、その感染防止のため医療機関の訪問規制等が続いていますが、診断や治療等に不可欠な臨床検査試薬及び機器の需要に変化はありません。
このような状況の中、当社におきましては、大学病院等の基幹病院を中心に、各種マルチキャリブレーターを活用した生化学重点項目の拡販活動を継続した結果、売上は堅調です。輸血検査分野では、顧客満足度向上のためにウェブセミナーの定期開催と合わせ、全自動輸血検査装置の新規設置及び更新に取り組んでいます。上期における輸血装置設置の実績は予算未達となりましたが、海外向けの免疫検査試薬及び新型コロナウイルス遺伝子の簡易・短時間検出可能な商品売上が業績を補完しました。
この結果、当第2四半期累計期間の当社売上高は25億1千2百万円(前年同期比7.8%増)となりました。営業利益は、5億1千1百万円(前年同期比15.6%増)、経常利益は、5億2千7百万円(前年同期比18.7%増)、四半期純利益は、3億5千8百万円(前年同期比19.2%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期会計期間末における資産合計は78億1千4百万円となり、前事業年度末と比べ2億4千3百万円の増加となりました。流動資産は49億7千2百万円となり、前事業年度末と比べ2億8千1百万円の増加となりました。その主な要因は、現金及び預金が1億5千1百万円、受取手形及び売掛金が1億1千5百万円、棚卸資産が1千8百万円増加したこと等によります。固定資産は28億4千2百万円となり、前事業年度末と比べ3千8百万円の減少となりました。その主な要因は、固定資産の取得により4千万円増加し、繰延税金資産が6百万円、減価償却の進捗に伴い7千万円減少したこと等によります。
当第2四半期会計期間末における負債合計は23億6千7百万円となり、前事業年度末と比べ3百万円の減少となりました。その主な要因は、未払消費税等が2千6百万円、賞与引当金が1千2百万円増加し、未払費用が4千9百万円減少したこと等によります。
当第2四半期会計期間末における純資産合計は54億4千7百万円となり、前事業年度末と比べ2億4千7百万円の増加となりました。その主な要因は、配当金の支払いによる減少と、四半期純利益により増加したこと等によります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は24億8千7百万円となり、前事業年度末と比べ1億5千1百万円の増加となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動は2億8千5百万円の資金の増加(前年同期は1億8千万円の増加)となりました。その主な要因は、売上債権の増加1億1千5百万円、法人税等の支払1億6千9百万円により減少し、税引前四半期純利益5億2千6百万円、減価償却の進捗により7千万円増加したこと等によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動は4百万円の資金の支出(前年同期は4千8百万円の支出)となりました。その主な要因は、建物設備改修等の支出によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動は1億3千万円の資金の支出(前年同期は1億4百万円の支出)となりました。その主な要因は、配当金の支払い1億1千1百万円等によります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は7千6百万円であります。 なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第2四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に変更はありません。
当社は、流動性資金を安定的に確保するための基本方針として、年次資金計画に基づき、事業運営のために
必要な資金(主に銀行借入)を調達しております。また、現金及び現金同等物の十分な流動性を確保しなが
ら、事業継続と将来に向けた事業の拡大のため、効率的に資本を投下、運用していくことが経営課題でありま
す。
