【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限の緩和が進み、経済活動の正常化に向けた動きがみられるなど、緩やかな回復傾向が見られたものの、不安定な世界情勢の影響などから資源価格や原材料価格は高止まりしており、依然として先行きは不透明な状況が続いております。このような状況のもと、当第2四半期累計期間は、前年同四半期と比較して、営業収益は減少しました。経常利益は既存顧客の料金改定が一定の効果を得ることができましたが、燃料単価の高止まりと、過年度に発生した減価償却不足を営業原価に一括計上したことにより減益となりました。その結果、営業収益は39億27百万円(前年同四半期比3.5%減)、経常利益は1億30百万円(前年同四半期比10.0%減)、四半期純利益は71百万円(前年同四半期比25.0%減)となりました。
流動資産は、36億67百万円(前期末比3.7%増、1億29百万円増)となり、そのうち現金及び預金は22億22百万円(前期末比56百万円減)、受取手形及び営業未収入金は13億78百万円(前期末比1億45百万円増)となりました。固定資産は、62億6百万円(前期末比1.2%減、76百万円減)となり、そのうち有形固定資産は56億13百万円(前期末比1億44百万円減)、投資有価証券は2億91百万円(前期末比49百万円増)となりました。流動負債は、12億39百万円(前期末比6.4%増、74百万円増)となり、そのうち営業未払金は2億81百万円(前期末比50百万円増)、賞与引当金は1億70百万円(前期末比12百万円減)となりました。固定負債は、22億84百万円(前期末比3.8%減、90百万円減)となり、そのうち長期借入金は19億79百万円(前期末比90百万円減)となりました。純資産は、63億50百万円(前期末比1.1%増、68百万円増)となり、そのうち利益剰余金は40億43百万円(前期末比34百万円増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、22億22百万円になりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は1億79百万円(前年同四半期は得られた資金は35百万円)となりました。これは主に法人税等の支払額が減少したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は1億2百万円(前年同四半期は使用した資金は11百万円)となりました。これは主に無形固定資産取得による支出が増加したこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は1億32百万円(前年同四半期は使用した資金は1億32百万円)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出等が概ね前年同四半期と同額であったこと等によるものです。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第2四半期累計期間において、当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。
(4) 研究開発活動該当事項はありません。
(5) 主要な設備当第2四半期累計期間において、主要な設備の著しい変動及び前事業年度末に計画した主要な設備の新設、除却等について著しい変動はありません。