【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の売上収益は、グローバルで顧客の生産台数増加等により、2,593億円
(前年同四半期比 23.8%増)と増収となりました。
利益については、増販効果や合理化努力等により、営業利益は 163億円(前年同四半期比 421.4%増)、
親会社の所有者に帰属する四半期利益は 116億円(前年同四半期比 344.0%増)となりました。
当第1四半期連結会計期間末の資産は、主に現金及び現金同等物の増加に伴い、前連結会計年度末に比べ
436億円増加し 9,089億円となりました。
負債は、主に営業債務及びその他の債務の増加により、前連結会計年度末に比べ 158億円増加し 3,948億円と
なりました。
なお、資本については、主にその他の資本の構成要素の増加により、前連結会計年度末に比べ 277億円増加し
5,140億円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
①日本
売上収益は、顧客の生産台数増加等により 1,070億円(前年同四半期比 23.7%増)となりました。
利益については、増販効果や合理化努力等により、セグメント利益は 40億円(前年同四半期は
セグメント損失 13億円)となりました。
②米州
売上収益は、顧客の生産台数増加や円安による為替影響等により 959億円(前年同四半期比 30.2%増)と
なりました。
利益については、増販効果や合理化努力等により、セグメント利益は 77億円(前年同四半期比 284.3%増)
となりました。
③アジア
売上収益は、中国、アセアン、インド等の顧客の生産台数増加等により 687億円(前年同四半期比
16.0%増)となりました。
利益については、増販効果等により、セグメント利益は 49億円(前年同四半期比 50.6%増)となりました。
④欧州・アフリカ
売上収益は、顧客の生産台数増加等により 85億円(前年同四半期比 27.7%増)となりました。
利益については、増販効果等により、セグメント損失は 3億円(前年同四半期はセグメント損失 6億円)
となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前期末 1,052億円に比べ 233億円
増加し、1,285億円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは 440億円の収入となり、前年同四半期に比べ 328億円収入が増加
しました。これは主に、営業債権及びその他の債権の増減額で 125億円収入が減少したものの、
棚卸資産の増減額で 154億円、営業債務及びその他の債務の増減額で 147億円、税引前四半期利益で
120億円、それぞれ収入が増加したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは 123億円の支出となり、前年同四半期に比べ 35億円支出が増加
しました。これは主に、有形固定資産及び無形資産の取得による支出が 30億円減少したものの、定期預金
の預入による支出が 34億円増加し、定期預金の払戻による収入が 27億円減少したこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは 135億円の支出となり、前年同四半期に比べ 148億円支出が増加
しました。これは主に、短期借入れによる収入と短期借入金の返済による支出のネットで 114億円支出が
増加し、長期借入金の返済による支出が 14億円増加したこと等によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の金額は 83億円です。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況について重要な変更は
ありません。
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