【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、雇用や所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されております。ただし、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクに十分注意する必要があります。
そのような状況の中、当社グループが属するゲーム業界を取り巻く環境につきましては、2022年の世界のゲーム市場の収益は世界的なインフレや不況の影響を受けて前年比で4.3%減少の1,844億ドルと予測されておりますが、ユーザーエンゲージメントは高いままであり、世界中のプレイヤーは増加しているため、引続きグローバルで成長し続ける業界であると考えられ、2025年までに2,120億ドルに成長することが見込まれております。(出典:Newzoo「Global Games Market Forecast」)
また、前連結会計年度において当社グループが新規参入したコミック事業を取り巻く環境につきましては、国内の2022年コミック市場全体で前年比0.2%増の6,770億円と過去最高を更新しております。その中でも電子コミック市場は巣ごもり需要終息の影響で伸び率は縮小しているものの、前年比8.9%増の4,479億円と成長しております。(出典:公益社団法人全国出版協会「出版月報」)さらに、当社グループが提供を始めた縦読みフルカラーコミック「ウェブトゥーン」の世界市場は、2027年に約2兆円規模にまで成長すると予想されております。(出典:QYResearch)
このような環境の中、当社グループは今後、さらなる成長を加速させるため、責任と権限を一体化して事業を運営するベンチャーグループを目指し、前連結会計年度においてゲーム事業とコミック事業の分社化及びDawn Capital1号投資事業有限責任組合の組成等を進め、国内市場に閉じたプロジェクトへの事業投資を凍結し、グローバルポテンシャルを持つ大型プロジェクトへ集中投資することで、長期間の継続運営で大きなリターンを目指してまいりました。当社グループの主力事業であるゲーム事業では、既存タイトルの堅実な運用の下でも収益の落ち込みがあった他、3D×マルチデバイス×多言語を見据えた大型プロジェクトにリソースの大部分を集中させ、新規開発タイトルへの積極的な投資を進めてまいりました。また、コミック事業では当初予算内で検証フェーズを継続し、作品制作および他社プラットフォームでの販売強化を優先する方針のなか、有名クリエイターとの協業によるオリジナル作品の制作を進めてまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高3,610百万円(前年同期比30.8%減)、営業損失802百万円(前年同期は営業利益448百万円)、経常損失722百万円(前年同期は経常利益381百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失709百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益190百万円)となっております。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(ゲーム事業)
当社グループのゲーム事業につきましては、より高いクオリティとユーザー体験にこだわり、タイトルを厳選して開発・運用していく方針の下、既存タイトルの堅実な運用と、3D×マルチデバイス×多言語を見据えた大型プロジェクトにリソースの大部分を集中させ、新規開発タイトルへの積極的な投資を進めてまいりました。主力タイトルである株式会社バンダイナムコエンターテインメントとの協業タイトル「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」につきましては、LTV最大化を目指し長期目線での運用を継続してまいりました。また、株式会社スクウェア・エニックスとの協業タイトル「ロマンシング サガ リ・ユニバース」では、新章のリリースを含む過去最大規模のアップデートの実施や国内版4.5周年イベントを開催するなど、コアファンを惹きつける長期目線での安定運営を継続してまいりました。しかしながら、このような堅実な運用の下でも既存タイトル全体として収益の落ち込みがあった他、前年6月に櫻坂46・日向坂46応援[公式]音楽アプリ「UNI’S ON AIR(ユニゾンエアー)」の運営体制変更があった影響を受けて、前年同期比では減収・減益となりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間においては、売上高3,351百万円(前年同期比34.9%減)、セグメント損失427百万円(前年同期はセグメント利益851百万円)となっております。
(コミック事業)
当社グループのコミック事業につきましては、当初予算内で引続き検証フェーズを継続し、作品制作および他社プラットフォームでの販売強化を優先する方針のなか、有名クリエイターと協業によるオリジナル作品の制作に注力し、複数タイトルの連載を開始するなど積極的な投資を行っております。またオリジナル作品の他社プラットフォームへの展開の推進に伴って、作品の販売が堅調に推移し売上高が伸長しております。
この結果、当第1四半期連結累計期間においては、売上高176百万円(前年同期比16,079.9%増)、セグメント損失120百万円(前年同期はセグメント損失189百万円)となっております。
(その他)
当社グループのその他事業はIP事業等が含まれており、当第1四半期連結累計期間においては、売上高81百万円(前年同期比25.0%増)、セグメント損失85百万円(前年同期はセグメント損失75百万円)となっております。
②財政状態の状況
(資産) 当第1四半期連結会計期間末の総資産につきましては、前連結会計年度末に比べて7,832百万円減少し45,323百万円となりました。主な要因として、現金及び預金の減少6,626百万円、売掛金及び契約資産の回収等による減少1,594百万円によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末の負債につきましては、前連結会計年度末に比べて2,231百万円減少し12,172百万円となりました。主な要因として社債の償還による減少1,000百万円(1年内償還予定の社債を含む)及び未払法人税等の減少1,250百万円によるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて5,601百万円減少し33,151百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上709百万円、剰余金の配当545百万円及び自己株式の取得4,484百万円によるものであります。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針、経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、1,072百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
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