【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況①経営成績の状況当第3四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進み経済活動に回復の兆しが見え始めたものの、半導体の供給不足、世界的なサプライチェーンの混乱、燃料価格の高騰、ウクライナ情勢の影響など、景気の先行きは依然として不透明な状態が続いております。このような環境の中で、当社は、『人や仲間が集まり続け 求められ応え続ける会社』という理念のもと、脱炭素社会実現への取り組みとして再生可能エネルギー開発への投資やSDGsに関する企画への参画を行う等、中長期的な成長を視野に入れた事業活動を行ってまいりました。以上の結果、当第3四半期累計期間における当社の業績は、売上高は4,213百万円(前期比26.9%増)、営業利益は559百万円(前年同四半期は営業損失399百万円)、経常利益は505百万円(前年同四半期は経常損失441百万円)、四半期純利益は375百万円(前年同四半期は四半期純損失363百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。(エネルギー事業)エネルギー事業におきましては、売上を継続的に獲得できる基盤作りを目指して、中小企業及び一般家庭を中心に電力及びガスの営業活動を行い契約を獲得しております。また、当社独自の燃料費等調整額(電力市場調達コストを電気代に反映する仕組み)の導入や相対取引を積極的に行うことによる電源確保により、日本卸電力取引所の価格高騰に対するリスクヘッジを図りつつ、卒FITの買取や蓄電池と太陽光パネルの販売を推進するなど、安定的な業績成長と脱炭素社会に向けた取り組みを行ってまいりました。これらの結果、売上高は4,076百万円(前年比28.4%増)、セグメント利益は787百万円(前年同四半期はセグメント損失222百万円)となりました。(電子機器事業)電子機器事業におきましては、既存顧客のリースアップに伴うリプレイス販売を中心とした営業活動の結果、売上高は137百万円(前期比5.7%減)、セグメント利益は32百万円(前期比49.2%減)となりました。
②財政状態の状況 (資産)当第3四半期会計期間末における資産は、前事業年度末に比べ410百万円増加し、2,639百万円となりました。主な要因は、売掛金が324百万円、投資有価証券が47百万円減少したものの、現金及び預金が517百万円、機械及び装置が229百万円増加したこと等によるものです。 (負債)当第3四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べ34百万円増加し、1,791百万円となりました。主な要因は、短期借入金が109百万円減少したものの、長期借入金が172百万円増加したこと等によるものです。
(純資産)当第3四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ375百万円増加し、847百万円となりました。主な要因は、利益剰余金が375百万円増加したこと等によるものです。
(2)経営方針・経営戦略等 当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当第3四半期累計期間において、優先的に対処すべき事業上の及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動 該当事項はありません。
(5)主要な設備 当第3四半期累計期間において、新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第3四半期累計期間に著 しい変動があった設備は、次のとおりであります。 (取得) ・エネルギー事業において、当社は、発電設備として風力発電所(「北海道ウィンドファーム」)6基を2023年 3月に取得しております。なお、取得した設備の帳簿価額は2億3百万円であります。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因 当第3四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因はありません。
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