【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策の取り組みにより、経済活動や個人消費活動の正常化に向けた動きが見られるものの、依然として感染症の流行は収まる兆しが見えず、またロシア・ウクライナ情勢の長期化による資源価格及び原材料価格の高騰や各国通貨との金利差拡大に伴う急激な円安進行による物価上昇など、先行きは不透明な状況が続いております。
宝飾品業界におきましても、こうした景況を反映し、企業を取り巻く環境は引き続き厳しい状況にあります。
このような状況において、当社では、バーティカル インテグレーション システムの強みを活かし、お客様の多様なニーズにお応えできる商品の開発を行うことで品揃えを充実させると同時に、お客様満足度向上につながる店づくりに取り組むことに注力いたしました。また、クリスマスシーズンには、Holiday Collectionとして「Botanical Garden」をテーマに植物をモチーフにした限定商品など数多くの新作ジュエリーを販売するとともに、トレンドファッションやヘアメイクに合わせた新作ジュエリーのコーディネートを紹介するスタイリング動画を作成しホームページ等で公開する等、WEBや雑誌、SNSツールを活用したプロモーションにも力を入れた結果、店舗売上高は昨年を大きく超える状況で推移し、利益面につきましても昨年を上回る状況となっております。
その結果、売上高は13,519百万円(前年同四半期比11.0%増)となりました。利益面につきましては、営業利益は1,109百万円(前年同四半期比47.4%増)、経常利益は1,161百万円(前年同四半期比37.4%増)、四半期純利益は730百万円(前年同四半期比43.2%増)となりました。
なお、当社の事業内容は、宝飾品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、セグメント情報ごとの業績の状況の記載を省略しております。
② 財政状態の分析
当第3四半期会計期間末の総資産は、67,788百万円となり、前事業年度末と比較して126百万円減少しております。これは主に、売掛金が666百万円、原材料及び貯蔵品が583百万円増加したものの、現金及び預金が1,359百万円減少したことによるものです。
負債の部は、1,431百万円となり、前事業年度末と比較して391百万円減少しております。これは主に、未払法人税等が224百万円、賞与引当金が128百万円、未払消費税等が112百万円減少したことによるものです。
純資産の部は、66,356百万円となり、前事業年度末と比較して265百万円増加しております。これは主に、利益剰余金が9,790百万円、自己株式が10,052百万円減少したことによるものです。利益剰余金は四半期純利益の計上に伴い増加したものの、配当金の支払、自己株式の消却に伴い減少したことによるものです。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発費は、24百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第3四半期累計期間において、当社の資本の財源及び資金の流動性についての重要な変更はありません。
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