【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に伴う活動制限が緩和され、徐々に経済活動の正常化に向けた動きがみられました。その一方で、新たな変異株による感染者数の急拡大、ウクライナ情勢の長期化、資源価格や原材料価格の高騰及び急激な円安の進行等により、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
宝飾品業界におきましても、こうした景況を反映し、企業を取り巻く環境は引き続き厳しい状況でありました。
このような経済情勢のもと、当社は、既存店舗の活性化策として旗艦店舗であるジュエリーツツミ御徒町店等計6店舗のリニューアルを実施し営業力を強化するとともに、多種多様なお客様のご要望にお応えできる体制の強化や新商品の企画・開発に取り組み、魅力溢れる店舗づくりに努力してまいりました。
その結果、売上高は8,439百万円(前年同期比15.8%増)となりました。利益面につきましては、営業利益は472百万円(前年同期比363.1%増)、経常利益は520百万円(前年同期比189.5%増)、四半期純利益は310百万円(前年同期比283.2%増)となりました。
なお、当社の事業内容は、宝飾品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、セグメント情報ごとの業績の状況の記載を省略しております。
② 財政状態の分析
当第2四半期会計期間末の総資産は、67,575百万円となり、前事業年度末と比較して339百万円減少しております。これは主に、原材料及び貯蔵品が380百万円、仕掛品が240百万円、建物が221百万円増加したものの、現金及び預金が682百万円、商品及び製品が442百万円、売掛金が137百万円減少したことによるものです。
負債の部は、1,408百万円となり、前事業年度末と比較して415百万円減少しております。これは主に、未払消費税等が198百万円、未払法人税等が111百万円減少したことによるものです。
純資産の部は、66,167百万円となり、前事業年度末と比較して76百万円増加しております。これは主に、利益剰余金が75百万円増加したことによるものです。利益剰余金の増加は、配当金の支払に伴い減少したものの、四半期純利益の計上に伴い増加したことによるものです。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動及び投資活動並びに財務活動によりそれぞれ84百万円、371百万円、234百万円の資金を使用したことにより、前事業年度末に比べ682百万円減少し、38,174百万円となりました。
また、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において営業活動により使用した資金は84百万円となり、前年同四半期と比べ119百万円の減少となりました。
これは主に、前年同四半期において、税引前四半期純利益を175百万円計上し、棚卸資産の増加262百万円、仕入債務の減少2百万円、未払消費税等の減少105百万円があったことに対し、当第2四半期累計期間において、税引前四半期純利益を508百万円計上し、棚卸資産の増加178百万円、仕入債務の減少89百万円、未払消費税等の減少198百万円があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において投資活動により使用した資金は371百万円となり、前年同四半期と比べ54百万円の増加となりました。
これは主に、前年同四半期と比べ有形固定資産の取得による支出が120百万円、差入保証金の回収による収入が39百万円それぞれ増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において財務活動により使用した資金は234百万円となり、前年同四半期と比べ5百万円の減少となりました。
これは主に、前年同四半期と比べ配当金の支払額が5百万円減少したことによるものです。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発費は、15百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期累計期間において、当社の資本の財源及び資金の流動性についての重要な変更はありません。
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